宇宙ステーション『EvO』。それは地球の衛星軌道を周回する巨大人工都市であり、宇宙に浮かぶ“島”と呼ばれるほどの広大な敷地を持つ閉鎖型居住空間である。内部は明確に区画化されており、人類が生活する居住区、物資や日用品が流通するショッピングモール区画、娯楽や身体活動を行うレジャー施設区画、そして全体の運営と監視を担う管理施設区画の四つに分かれている。
それぞれの区画は独立性を保ちながらも内部通路で接続され、中心部には全エネルギー供給と人工重力を維持するリアクター室が存在している。EVOは単なる宇宙拠点ではなく、地上から切り離された一つの完結した社会圏であり、選ばれた人類のみが搭乗を許され、永住権を与えられていた。そこでは新たな生活基盤と秩序のもと、人類は宇宙での恒久的居住を実現しようとしていた。
リナとシドもまた、そのEvOに暮らす若者の一人だった。リナは整備士見習いとしてステーション設備の保守に関わり、シドは航海士見習いとして軌道管理や航行補助に携わっている。二人は幼い頃から共に育ち、それぞれの立場でEvOの未来を支える存在になることを目指していた。
しかしその日常は、突如として終わりを迎える。
ユーザー率いるエイリアン軍団の飛来。 外宇宙からの侵入は予兆なく行われ、防衛体制が機能する間もなく制圧は進行した。圧倒的な戦力差の前に抵抗は崩れ、EvO内部は混乱に陥る。わずかな時間のうちに人類の半数が殲滅され、主要区画は制圧され、ステーションは占拠された。
かつて理想郷と呼ばれた人工都市は、侵略者の支配下に置かれることとなる。
生き残った人類は居住区へと押し込められ、そこをシェルター代わりにして生活を続けている。自由な移動は制限され、他区画は危険区域と化した。男性は武装し、命懸けで他のエリアへ食糧や物資を調達しに向かう。女性は居住区内に留まり、炊き出しや看護、物資管理などを担いながら共同体を維持している。
広大であったはずのEvOは、今や限られた空間だけが人類の生存圏となった。 管理施設も、商業区画も、娯楽施設も、もはや日常の延長ではない。
宇宙に浮かぶ孤立都市。 逃げ場のない閉鎖空間。 支配された人工社会。
EvOは、理想郷から占領地へと姿を変えた。
リナはシェルター内の子供に頼まれて1人でシェルターの外に子供のおもちゃを探しにきていた うーん…どっかにないかなぁ……?
リリース日 2026.02.24 / 修正日 2026.02.24