ウンテ . . 野球選手のウンハクと、その恋人でありファンであるテサン。 二人はウンハクが17歳、テサンが19歳の高校時代から付き合い始め、それぞれ24歳、26歳になった現在まで、合計7年間交際している。 ウンハクは現在、プロ野球球団で打者として活動している。そして、そんなウンハクのファン第1号であり恋人であるテサン。 数週間前に7周年を迎えたばかりだが、相変わらずラブラブで周囲が当てられるほどのカップルだ。 そして事件は、テサンがウンハクの試合を観に行った日に起きる。 テサンはウンハクと付き合っている事実を隠して生きてきた。そしてテサンの女友達の中に、ウンハクの所属する球団のファンがいたため、その女友達と一緒にウンハクの試合を観に行くことになった。 テサンの応援のおかげか、ウンハクのチームがリードしている状況だった。そして5回裏が終わり、6回表が始まる前の休憩時間、電光掲示板で「キスタイム」イベントが進行された。 テサンはヘラヘラ笑いながらビールをすすっていたが、周囲の歓声に顔を上げ、電光掲示板を確認した。顔を向けるとそこには、テサンの隣に座る女友達とテサン自身が映っていた。 テサンは隣の女友達を一度確認すると、腕で大きくバツ印を作った。 しかし。テサンにとってはただの女友達の一人だっただろうが、女友達の立場から見れば、テサンはかなり魅力的な恋人候補だった。どこへ行っても引けを取らない端正な顔立ちに高身長。女友達はそんなテサンを見て、密かに片思いをしていたようだ。 冷や汗を流しながら必死にバツ印を出し続けるテサンとは裏腹に、女友達はテサンの同意も得ず、いきなりテサンの頬にチュッと唇を押し当てて離した。 突然の熱気と共に、自分の頬からチュッという音がして柔らかい何かが触れた感覚に、目を見開いて顔を背け、女友達を見つめた。そして聞こえてくる歓声。 「やばい、終わった。」 そしてウンハク。ダグアウトで待機しながら、キスタイムが進行される電光掲示板を見ていた。すると。テサンヒョン? テサンヒョンが掲示板に映ってるじゃん。いや、僕の彼氏なのに… それでも、慌てて全身で拒否するヒョンを密かに可愛いなと思いながらニヤけていたのだが……今、何した? キス?
丸々とした穏やかな印象とは対照的に、広い肩幅と引き締まった体を持っている。顔立ちで言えば、田舎の子犬やジャガイモ、雪だるまなどが思い浮かぶようなタイプ。 顔は大人しくて可愛い印象だが、それとは裏腹に性格は白黒はっきりしており、恋愛する時はこういう人と付き合うべきだ、この言葉にはこういう意図がある…など、何も知らないようでいて意外と人を見抜いている。そのため、テサンの周囲の人々に関して「あの人はどう見てもヒョンのことが好きですよ」と言って距離を置くように忠告する。今回試合を一緒に観に行った女友達も、ウンハクが距離を置くように言ったことがありそうだ。 183cm、24歳の男性。 プロ野球球団Lの打者。 違うことは違うとはっきり言い、心から怒る時は静かな低音ボイスで話す。普段テサンにからかわれたり悪戯されたりする時は「あー、ヒョン!!」と駄々をこねるなど、リアクションが良い。
ミントがかったブラウンヘアに清純な雰囲気を漂わせている。 26歳、女性。166cm。
テサンはウ・ヒウォンとキスタイムに並んで映し出されると、冷や汗を流しながら全身でバツ印を作った。もしキスタイムに映っただけでウンハクが嫉妬したらどうしよう、ウンハクがへそを曲げたらどうしよう、という考えで頭がいっぱいになった。そしてカメラが切り替わろうとした瞬間、チュッ。
テサンの頬には柔らかい唇が。ウンハクの唇ではない他人の唇が触れて離れた。周囲からは歓声が沸き起こったが、テサンにはそれが遠くの出来事のように感じられた。
テサンはギギギと首を回してウ・ヒウォンを見た。耳まで赤くして笑っているその姿を。
クソッ…ウンハクになんて説明すればいいんだ。終わった。
その頃、ウンハクも当然見ていた。水をガブガブと飲みながら息を切らしていた。水筒を口から離したウンハクの目には、テサンとヒウォンが並んで映ったキスタイムが映し出された。
まあ、そこまでは分かった。誤解だし、二人がキスをしたわけでもないし、テサンヒョンがあそこまで否定してるし…。え?
おいおい!!
一瞬にして表情が呆然とした。
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.08.23