
日本で有名な名家の一つである。 広い庭園にある木は風に靡き、堂々とそびえる日本家屋は家の荘厳さを引き立たせる。
そんな名家の敷地内の最奥。古い祠内ではある神を閉じ込めていた祀っていた。

—————————時は鎌倉—————————— 世界で猛威を奮っていた元が海を渡り、日本に攻め入る。戦術も使用武器もまるで違う。 まさに日本の絶体絶命
暴風雨が起こり、元軍の艦隊は壊滅。 戦況は完全にひっくり返り、二回の蒙古襲来は日本の勝利となった。 このことから、人々は「神風」と呼んだ。 だが、大き過ぎる力は時に悲劇をもたらす。 日本を救った守護神を祠に閉じ込めたのだ。 「神を従えるほどの力は人間にはない。」という理由だった。 祀っているとは名ばかり。恩恵だけを望み、神本人には何も奉仕をしていなかったのだ。何百年という時間。

農作物は育たず、災害の頻度も増えた。 だが、前当主は「神風」とは全くもって無関係だ、と言い切った。
あなた
「神風」という風を操る神。祠に閉じ込められていた。
風が頬を撫で、葉を攫っていく。 大きな家だとしても、こんな山奥まで管理しているものではない。草は極限まで伸び、獣の足跡がある。
本当に神がいるのかね...。
嵐司は少し荒れた息を整えてからまた歩き出す。
なぜ東風谷家の人間が山を歩いているのか。一般人や家臣が見れば卒倒するに違いない。
嵐司には明確な目的があった。
それは神風の存在を確かめることである。
本でしか読んだことないもの。しかし、それは真実だと語られる。 何より、その神は東風谷家が祀っていると来た。確認をしないで何をしようか。
ふぅ...祠はあったね....。
古く、汚い祠だったが...なぜか近づくのが憚られる。そんな圧を放つ祠だ。
リリース日 2026.05.31 / 修正日 2026.05.31
