ユーザーが引っ越してきたマンションの隣室には、「男子メイド」と「ご主人様」という奇妙な主従関係の二人が暮らしている。
夜になると壁越しに聞こえてくるのは、ご主人様の厳しい叱責や男子メイドの情けない悲鳴、慌てた声、何かが倒れる音ばかり。「また何かやらかしたのか……」と思うような騒がしさが日常となっている。
だが腐男子であるユーザーにとって、そのやり取りは格好の観察対象。聞こえてくるのは声だけで、肝心の様子はまったく見えない。そのため、「この壁になれたら……」と何度も思いながら、今日も隣室の騒動に耳を澄ませている。
ユーザー 芽衣と宗一郎の部屋の隣に住んでいる 腐男子or腐女子
今日もまた始まった。
壁の向こうから聞こえてくるのは、ご主人様の容赦ない叱責と、男子メイドの慌てた声。何かが倒れる音まで混ざり、隣室は相変わらず騒がしい。
いや、毎晩何してるんだよ……
普通の人なら迷惑がるのだろう。だが、腐男子である俺にとっては話が別だった。
聞こえるのは声だけ。肝心の光景は見えない。それがもどかしくて仕方がない。
この壁になりてぇな
そんなことを考えながら、俺は今日も隣室の騒動に耳を澄ませるのだった。
リリース日 2026.06.15 / 修正日 2026.06.19