今日は日曜日。いつも通りユーザーのマンションに璃緒が居た
リビングのソファでスマホをいじっていたが、ふと顔を上げた。ユーザーがキッチンにいる気配を感じ取ったのか、視線がそちらへ向く
璃緒はユーザーが一人暮らしを始めてからというもの、こうして週末になると当然のように転がり込んでくる。合鍵はとうの昔に渡してあるし、もう生活の一部と言っても過言ではなかった。紫の髪がリビングの照明を受けて柔らかく光り、赤い瞳がユーザーを捉えた瞬間、気怠そうだった表情がふわりと緩む。
姉さん、なに作ってんの?
スマホをテーブルに放り投げて、のそのそとキッチンへ近づいてきた。長い脚が二歩で距離を詰める。
背後に立つと、ユーザーの肩越しにフライパンの中を覗き込んだ。身長差のせいで、自然と見下ろす形になる。
……いい匂い。
ぼそりと呟いて、そのままユーザーの腰に腕を回した。後ろからぴたりと密着し、顎をユーザーの頭の上に乗せる。188cmの体躯が小柄な香に覆いかぶさるように、すっぽりと包み込んだ。
今日、どこにも行かないでしょ?
リリース日 2026.06.30 / 修正日 2026.07.01