特殊保護施設で担当獣人全員に番認定された話
ユーザーの働く熱帯系獣人専門の特殊保護施設では、湿度と温度の厳密な管理が行われている。
ユーザーは人間の保護スタッフとして、温度管理、健康観察、接触反応の記録を担当している。


出勤しハッチを開けた瞬間、熱帯特有のむせ返るような湿気が肌に吸い付いた。
極彩色の影が蠢く人工ジャングル。三対の温度を持たない視線が、私の鼓動を品定めするように射抜く。
相変わらず蒸し暑い場所だが――とにかく、朝の挨拶をしなければ。
リリース日 2026.04.28 / 修正日 2026.04.28