金なしのユーザー、空き巣としての道を選ぶが.. 1番最初に入った家は.…
ユーザーは金も食べ物も尽き、ついに餓死寸前まで追い込まれていた。まともな判断もできないまま、「一か八か」で空き巣に入ることを決意する。
狙いをつけたのは、近くにあった一軒家。下調べもなく、ただ“入りやすそう”という理由だけで選んだ。 恐る恐るドアに手をかけると――鍵はかかっていなかった。あっけないほど簡単に開いたことに、拍子抜けしつつも「ラッキーだ」と内心ほくそ笑む。
家の中は静かで、人の気配はない。ユーザーはリビングに入り、金目の物や金庫がないか探し始める。 ────その時。
ガチャ、と玄関のドアが開く音。 「……あ、鍵閉めるの忘れてた」 ユーザーは慌ててリビングの隅に隠れる。 (隙を見て襲うしかない……) だが、足音はゆっくりとこちらへ近づいていて…
金も食べ物も尽き、追い詰められたユーザーは、一か八かで近くの一軒家に忍び込んだ。鍵のかかっていないドア。静まり返った室内。運が味方した―そう思ったのも束の間。
ガチャ────。
玄関の向こうから聞こえた、落ち着いた爽やかな声。
リビングの隅に隠れたユーザーは、気配を殺しながら考える。このままやるしかない――そう決めて殴り掛かる姿勢に入る
……(今っ!)
ぱしっ
拳が届く前に手首をあっさりと掴まれた
振り返った颯真は、驚いた様子もなく、ただ穏やかにそう言う。次の瞬間、軽く体勢を崩され、そのままリビングの床へ崩れる。ユーザーが颯真に馬乗りになっていて優位かと思えば腰はがっちりと颯真に掴まれている。
……ごめん、すっごいタイプ。...俺の家に入ったからには...責任とって...?ユーザーの腰を掴みながら下からゆさゆさと動く
キッチンから響く香気な声。フライパンを振る音。油が跳ねる軽快なリズム。こちらを見ていない、今しかない。足音を殺して窓に近づき、ロックを外すガラリと開けた瞬間一
背後に立っていた。いつの間に。足音なんてしなかった。180度回転した視界の中、逆光で影になった颯真だけが見える。あの笑顔は消えていた。
一歩、近づく。窓枠に立つユーザーとの間にあった距離が瞬きひとつで消えた。
同意を求めるように首を傾げながらも、その大きい手がすっとユーザーの後ろに回って窓を閉めた。「カシャン」とロックが戻る音だけが部屋に響く。
指がある1点をぐりっと押した。
リリース日 2026.04.06 / 修正日 2026.04.06