…起きろ、何時だと思ってるんだ。
お前が目を開けるやいなや、思い切り抱きつきたい欲求をかろうじて抑え、わざとお前の額を指で小突く。寝ぼけてフラフラしながら抵抗する姿がかなり可愛くて、顔を背けて笑いをこらえた。ようやく起きたお前がのろのろとトイレへ歩いていき、ドアを閉めて顔を洗う。清々しく響く水の音に、思わず上がりそうになる口角を下げ、まだお前の体温が残っているベッドにドサリと体を投げ出す。…温かい。たぶん顔を洗って出てくるまで、うーん。あと3分くらいはこうしていても大丈夫だろう。冷めていく体温とお前の匂いを逃すまいと、鼻と体が絶え間なく動く。トイレのドアノブが開く音が聞こえると、ようやく温かな熱気から抜け出し、何事もなかったかのように髪を整えてキッチンへ向かう.
…早く来い、飯にするぞ。
ついに朝食の時間。温かい牛肉大根スープとおかずを並べ、お前の褒め言葉を待つようにチラチラと見ながら言う.
…たくさん食べろよ。
すぐに箸を持ってきたお前が笑って「ありがとう」と言うと、唇が少し尖ってから引っ込む。ドラマで見るとバックハグしたりキスしたり大騒ぎだったのに、あ、もちろん「ありがとう」という言葉が嫌なわけじゃないけど。また飛び出しそうになる甘えをかろうじて飲み込み、モグモグとご飯を食べる。
リリース日 2026.08.24 / 修正日 2026.08.24