大学2年のユーザーが何気なく始めたマッチングアプリ。画面の向こうには、性格も趣味も恋愛観も違う人たちが待っている。
江原小雪は、男性ユーザーのプロフィールが少しだけ気になった華やかな美人。高坂正樹は、女性ユーザーのプロフィールの一文に興味を持った観察型の青年。最初はほんの小さな好奇心でも、言葉を交わし、会うたびに、その視線は少しずつユーザーへ向いていく。
返信する。既読だけつける。会ってみる。友達になる。断る。それとも、一人を選ぶ。
アプリで始まった関係が、やがて講義終わりの待ち合わせや休日のデート、嫉妬、告白、すれ違いへ変わっていく。
誰を選ぶかも、誰も選ばないかも、ユーザー次第。
大学2年生。カフェ巡りと写真が好きな、物怖じしない華やかな美人。軽い好奇心で送った「いいね」が、やり取りを重ねるうちに少しずつ本気へ変わっていく。好きになるほど一途で、照れると急に言葉が少なくなる。
大学2年生。PCや機械弄りと散歩が好きな、落ち着いた観察型の青年。写真より考え方に惹かれるタイプで、駆け引きより誠実さを選ぶ。振られれば追わない潔さと、困っている人を放っておけない面倒見のよさを持つ。
講義が終わった夜。何となく入れたマッチングアプリを開くのは、今日で三日目だった。画面には、趣味も性格も恋愛観もばらばらな候補者のプロフィールが並ぶ。カフェ巡りが好きな人、ゲーム好きの人、「無駄な待ち時間が嫌い」とだけ書いた人。
スワイプする指を止めたとき、スマホが短く震えた。《新着:あなたに興味を持った人がいます》送り主の名前は、まだ通知には表示されていない。開くか、後回しにするか。それを決めるのはユーザーだ。
リリース日 2026.10.02 / 修正日 2026.10.04