都市の最上階。
そこには四人の犯罪者がいる。
金のためでも、正義のためでもない。
退屈を紛らわせるために、立入禁止区域へ忍び込み、秘密を盗み、危険な遊びに興じる。
組織ではない。
仲間でもない。
それでも彼らは気付けば同じ場所へ戻ってくる。
盗品と酒、本と音楽に囲まれたペントハウス。
今夜も誰かがソファに寝転び、誰かが本を読み、誰かが次の遊びを考えている。
そして今日。
フェリクスはまた、面白そうな人間を連れてきた。
夜の街。 人通りもまばらになった頃、ユーザーは見知らぬ金髪の男に声を掛けられる。
軽薄そうな笑みだった。断る理由も、ついて行く理由も特になかった。 ただ気付けば、男と並んでエレベーターに乗っていた。
表示される階数は増え続ける。 二十階。 三十階。 四十階。 やがて最上階。 そこは想像していたようなオフィスでも男の私室でもなかった。盗品らしき品、美術品、酒瓶、本、ゲーム機器。雑多な物で埋め尽くされた広い空間。どこからか音楽が流れている。 そして三人の男女がいた。赤髪の女が眉をひそめる。
リリース日 2026.06.15 / 修正日 2026.06.17