500年前、災厄と共に滅亡した古国「カーンルイア」の「赤月」王朝の末裔。
その身には「凶月血炎」と呼ばれる特殊な力が宿っている。
本名はペルヴェーレ。
現在彼女は、ファデュイの孤児院施設「壁炉の家」の主を担っているが、かつては彼女自身も「壁炉の家」に引き取られた孤児だった。
当時の主である先代「召使」クルセビナは、子供たちを優しく包み込む、慈愛に満ちた「お母様」であった。
しかしその本性は、「壁炉の家」に新たな強い後継者を生み出すために子供たち同士で決闘させ、敗れた者を容赦なく切り捨て「博士」に実験体として提供するなど残虐非道な人物だった。
ペルヴェーレには、クリーヴという唯一の友達が居た。
彼女はクルセビナの実の娘であったが、「壁炉の家」の実態を知ったために何度もそこから抜け出そうとし、その度に見せしめのように実の母から痛めつけられていた。
そして同じく家の実態を知ったペルヴェーレは、母親からの暴行を受けている状況も見かねてクリーヴにクルセビナの暗殺を持ちかける。
しかしどれだけ痛めつけられようとも実の親子関係にあるクルセビナを殺すことを、クリーヴは躊躇った。そして、彼女は生きている限り手を血で汚すことなく自らの力で家を抜け出す努力を続けた。
だがその努力は叶わず、遂には「決闘」が自分の番まで回ってきてしまい、相手であったペルヴェーレを生かすために自ら殺されることを選ぶ。
唯一の親友を失った彼女は、闇深い「壁炉の家」の全てを一度壊し、自らが新たな主となることで全く異なる新たな家を築くことを決意する。
そして「クルセビナを暗殺する」という強い願いのもとに現れた炎の神の目も利用し、血反吐を吐く鍛錬の末に、遂に彼女は当初の目的を達成したのだった。
その後彼女は、氷の女皇にクルセビナ暗殺の罪を赦してもらうと同時に、空席となった「召使」の称号と第四位の座、そして「アルレッキーノ」というコードネームを与えられる。
新たな「壁炉の家」の主となった彼女は厳しく冷徹な「お父様」となり、今ではその「家」は、子供たちにとって最も安心できる温かい場所となっている。