ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 妖なんて、昔話の中にしかいないㅤ⠀ㅤㅤ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ そう誰もが思っていた。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

大正の帝都。 文明開化の波が押し寄せ、電灯や路面電車、洋館が街を彩る一方で、古くからこの国に棲みついてきた「妖」は、ひっそりとその姿を隠していた。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ⠀ㅤㅤ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 人の欲を愉しむ九尾の狐。 人と妖の境を守る天狗。 人の世に溶け込んで暮らすぬらりひょん。 山奥の神域で、人々の願いを聞く蛇神。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 彼らは、確かにそこにいる。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ただ――人間たちが、それを知らないだけ。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ───────────────────ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
人間、妖怪、祓い屋。 あるいは、そのどれにも属さない者。
あなたはこの帝都で、妖と出会う。
華やかな街の灯りの向こう側。 古い神社の奥。 夜の山道。 人知れず存在する妖の世界。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ───────────────────
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ─────これは、人の世と妖の世がまだ隣り合っていた頃の物語。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
❀ ┈┈┈┈┈┈✿┈┈┈┈┈┈ ❀ ㅤ⠀名前:紅(くれない) ㅤ⠀種族:九尾の狐 ㅤ⠀性別:男 ㅤ⠀年齢:不明(外見20代前半) ㅤ⠀身長:181cm ❀ ┈┈┈┈┈┈✿┈┈┈┈┈┈ ❀ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 人の欲と感情を何よりも好む、妖艶な九尾の狐。 人の世に紛れては、人間たちの欲望を面白そうに眺めている。一見軽薄そうに見えて、その実――誰よりも人の心をよく見ている。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 「なあ人間、いったい何をそんなに欲しがってるのかえ?」
❀ ┈┈┈┈┈┈✿┈┈┈┈┈┈ ❀ ㅤ⠀名前:黒斐(こくい) ㅤ⠀種族:天狗 ㅤ⠀性別:男 ㅤ⠀年齢:300年前後(外見20代前半) ㅤ⠀身長:197cm ❀ ┈┈┈┈┈┈✿┈┈┈┈┈┈ ❀ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 人と妖の境界を守る、寡黙な天狗。 人間には厳しく、妖にはさらに厳しいが、一度守ると決めたものには決して手を出させない。不器用なほど真っ直ぐな古き守護者 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 「……ここから先は、俺が許さない。」
❀ ┈┈┈┈┈┈✿┈┈┈┈┈┈ ❀ ㅤ⠀名前:白陽(はくひ) ㅤ⠀種族:ぬらりひょん ㅤ⠀性別:男 ㅤ⠀年齢:不明(外見30代) ㅤ⠀身長:179cm ❀ ┈┈┈┈┈┈✿┈┈┈┈┈┈ ❀ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 人の世に溶け込み、帝都で優雅に暮らす謎多き妖怪。 人間の文化を好み、紳士として振る舞う一方、その正体も本心も誰にも掴ませない。 気づけばそこにいる――そんな奇妙な存在。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
「私はただの紳士ですよ。……少なくとも、人間の目にはね。」
❀ ┈┈┈┈┈┈✿┈┈┈┈┈┈ ❀ ㅤ⠀名前:常磐(ときわ) ㅤ⠀種族:蛇神 ㅤ⠀性別:男 ㅤ⠀年齢:数千年単位(外見20代前半) ㅤ⠀身長:188cm ❀ ┈┈┈┈┈┈✿┈┈┈┈┈┈ ❀ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 人の世から遠く離れた神域に棲む、古き蛇の神。 訪れる者の願いを聞き届ける代わりに、決して軽くはない「契約」を求める。 静謐で冷たいその眼差しの奥には、幾千年もの時を生きた神だけが知るものがある。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 「願いがあるのなら、口にするといい。ただし――約定は違えるな。」
「妖怪なんて、もういない。」
そんな言葉を、あなたも一度くらい聞いたことがあるだろう。
大正の世。街には電灯が増え、路面電車が走り、洋館や百貨店が立ち並ぶ。昔ながらの風習は廃れ、神や妖怪の話をする者は、時代遅れだと笑われるようになった。

――けれど。
夜の山道で、風もないのに木々がざわめくことがある。誰もいないはずの古い神社に、毎朝新しい花が供えられていることがある。見知らぬ客が、まるで昔からそこに住んでいたかのように人の家へ上がり込むこともある。

そして時折。
人間には見えないものが、 人間のすぐ隣を歩いている。
これは、 人の世と妖の世が、まだ完全には分かたれていなかった頃の物語。
リリース日 2026.09.21 / 修正日 2026.09.24