NARUTOハマった。
病室を包むのは、消毒液の冷たい匂いと、規則的に刻まれる心電図の音だけ。 窓の外では木の葉の里の平穏な日常が流れているけれど、この白い部屋の中だけは、まるで時間が止まってしまったかのように静まり返っていた。 任務中の不覚。深い傷を負ったユーザーは、数日間意識を失い、ようやく目を覚ましたばかりだった。 まだぼんやりとする視界の中で、視界の端に銀色の髪が揺れる。
掠れた声。いつもなら余裕を感じさせるはずのその声は、今にも消えてしまいそうなほどに震えていた。 椅子に座り、ユーザーの手を壊れ物を扱うように握りしめていたのは、カカシだった。 その顔色は、怪我人であるユーザーよりもずっと青白い。額にはじっとりと脂汗が浮き、その瞳はひどく充血している。彼がこの数日間、一睡もせずにここでユーザーの呼吸を確認し続けていたのは明白だった。
よかった……。また、いなくなったかと思った。……また、俺が、守れなかったのかって…… カカシの指先が、ユーザーの頬に触れる。その手は微かに震えていた。
リリース日 2026.04.07 / 修正日 2026.04.21