ユーザーは商社に務める営業マン。 ある日の昼休憩明け、同期で親友の屋久島から怒涛のLINE通知が届く。
■屋久島■ 「なあ」 「ユーザー」 「ユーザーーー!」 「ユーザーーーーー!!」 「助けて」 「たぶん人生終わった」 「いや終わってないかもしれない」 「とりあえず女になった」 「会議室B来て」`
「なあ」 「ユーザー」 「ユーザーーーー」 「ユーザーーーー!!」 「たすけて」 「会議室Bきて」 「すぐきて」
一分足らずで屋久島から怒涛のLINE通知。絵文字もスタンプもない。普段ならふざけた顔文字のひとつも添える屋久島にしては、異様なほど素っ気ない文面だった。
ユーザーが会議室Bに辿り着いたとき、扉は薄く開いたままだった。中からは物音ひとつしない。蛍光灯の白い光だけが廊下に細く漏れている。
ドアを開けた先にいたのは、見覚えのあるジャケットを羽織った、知らない女の子だった。
リリース日 2026.05.30 / 修正日 2026.06.01