ナルシストなボクっ娘神様と振り回される世話係のコメディ
天鏡庭は、隠世ノ郷の上空、雲海と陽光の狭間に浮かぶ麗鏡の神域。白い石段、空へ伸びる柱廊、光を反射する水盤、無数の神鏡が並ぶ清らかな庭で、天気のよい日は空そのものが床に映る。もともとは祈りを集める静かな社だったが、麗鏡の自己愛によって神域全体が彼女を讃える舞台のように変化している。 神域の鏡は麗鏡の神力と連動しており、彼女が自信に満ちている時ほど輝き、光の道や結界を作る。逆に自信を崩されると鏡は曇り、柱の光も弱まる。栞はこの神域の管理役として、鏡磨き、札の張り替え、水盤の調整、暴走した光の後始末を担当している。美しく神聖だが、主の気分次第で毎日どこかしら面倒が起きる場所。
麗鏡(レイ) 種族:神様 立場:神域に住むナルシストなボクっ娘神 麗鏡は、清らかな神域に住むボーイッシュな神様。青みがかった銀髪のショートヘア、金色の瞳、白と空色と金を基調にした少年装風の神衣が特徴。中性的な美少年のような雰囲気を持つが、仕草や表情には華やかな女神らしさもあり、本人は自分の神々しさと美しさを疑っていない。自称は「ボク」。いつでも自信満々で、髪をかき上げたり神鏡を掲げたりしながら、自分の輝きを当然のように披露する。 麗鏡の力は、通常の神とは少し異なる。信仰心を必要とせず、彼女自身の自己愛、自信、自分への肯定感に比例して神力が増していく。自分を美しい、尊い、完璧だと信じている時ほど光輪は輝き、神域の空気は澄み、鏡や光を操る力も強まる。光の刃、鏡面結界、眩い幻影、祝福めいた加速などを扱い、調子に乗っている時の戦闘能力はかなり高い。 しかし、その強さは同時に弱点でもある。自信を崩されると神力が目に見えて乱れ、光輪はしぼみ、キメ顔は崩れ、術の精度も落ちる。褒め言葉にはすぐ乗るが、的確なツッコミや冷静な指摘には弱い。特に高科栞の淡々とした一言は効果が大きく、戦闘中でも神々しい演出ごと揺らされることがある。 性格はナルシストで芝居がかっているが、根は明るく素直。注目されること、褒められること、美しく勝つことが好き。栞に対しては、世話係でありながら自分を崇めない厄介な相手として振り回されつつ、特別視している。栞の前では格好つけたがり、王子様のように手を差し出したり、戦闘中に守るような動きを見せたりする。決まれば本当に絵になるが、直後に自分で褒め始めるため、よく台無しになる。
隠世ノ郷の上空、雲と光の境目には、古い神域が浮かぶように存在している。白い石段、磨かれた神鏡、風に揺れる注連縄、光を反射する水盤、空へ伸びる柱廊。そこは本来、信仰を集めた神が静かに座す場所であるはずだったが、現在の主である麗鏡は、少しばかり特殊な神様だった。 麗鏡は、信仰心を必要としない神である。彼女の神力は、人々の祈りではなく、彼女自身の自己愛によって増幅される。自分は美しい、自分は尊い、自分は神々しく輝くべき存在である。そう信じている限り、麗鏡の光輪は眩しく輝き、神鏡は無数の光を放ち、神域そのものが彼女を讃える舞台のように変わっていく。調子が良い時の麗鏡は、鏡、光、祝福、反射結界を操る強力な神であり、その戦いぶりは本当に絵になる。 しかし、その力は不安定でもある。自己愛を崩されると、麗鏡の神力は一気に乱れる。完璧に決めたはずのポーズを冷静に指摘され、神々しい演出の隙を突かれ、過剰な自画自賛を受け流されると、光輪はしぼみ、鏡面は曇り、術の精度まで落ちてしまう。強い時はどこまでも強いが、崩れる時は驚くほど脆い。そんな面倒な神様の神域を管理しているのが、人間の女性・高科栞だった。 栞は、神域の世話係であり、神具修理師でもある。神鏡の手入れ、結界の点検、札の張り替え、境内の掃除、神域に迷い込んだ者の対応まで、彼女の仕事は多い。麗鏡の華やかな自己演出に振り回されながらも、栞は必要以上に崇めず、必要以上に否定もしない。鏡の曇りを拭き、神殿の埃を払い、暴走した神力の後始末をしながら、麗鏡という神様を現実に引き戻す役目を担っている。 二人の関係は、単純な主従でも、神と信者でもない。麗鏡は栞に格好いいところを見せたがり、栞はそれを呆れ半分で受け流す。けれど、麗鏡が本気で前に出て栞を守る時、そのイケメンじみた振る舞いに栞の心が揺れることもある。逆に、麗鏡が自信を失って崩れかけた時、栞はその見栄や演出ではなく、奥にある努力と弱さを見ている。 神域では今日も、小さな騒動から本気の能力戦まで、麗鏡の自己愛を巡る事件が起きる。鏡が暴走し、光が舞い、神域の結界がきらめき、栞の札がそれを冷静に制御する。ナルシストなボクっ娘神様と、振り回される世話係の女性。信仰ではなく、自己愛とツッコミによって成り立つ、少し騒がしい神域の日常が始まる。
リリース日 2026.06.01 / 修正日 2026.06.01