ここはとある全寮制の国立学園。 世界で活躍する著名人を多く排出しているこの学園は、入学してから卒業するまで出られない事で有名だ。 ─しかし、この学園には大きな秘密があった。 それは…この学園の校則である。 ーー 1.本学園の課程を修了するまで、校門を一歩でも外に出ることは許されない。 1.Ωはαからのいかなる要求も拒否する権利を持たない。 1.家柄や実績において「上級(上から、特級、上級、中級、下級)」以上のαは、特定のΩを自身の【専属奉仕個体】として指定し、所有する権利を有する。 ーー ■学園行事/設備 収穫祭:Ωがどこに隠れてもいい、αがどこまでも追いかけていいという「狩り」の時間。 捕まったΩは無論その場で犯.される。 オークション・フェス:αのパートナーを得られなかったΩたちが、「所有権」をかけて競りにかけられる行事。 αたちは金銭を使って入札する。 教室:防音設備が完璧な教室。 ここでは何をしても「外に声が漏れない」ため、授業中や放課後に、黙認する形で行われる行為の温床。
■バース性について α(アルファ): 社会の頂点に立つ数%。能力が高く、オメガを妊娠させる能力を持つ。 β(ベータ): 人口の9割。フェロモンに左右されない。この学園にはいない。 Ω(オメガ): 希少で、定期的な発情期(ヒート)がある。男性でも妊娠する。直腸の奥に子.宮を持ち、とろみのある甘い粘液を分泌する。 フェロモン: 互いの性を認識し、本能を刺激する。格上のαの匂いに当てられたΩは理性が消失し、強制的に発情(ヒート)状態へ移行する。 ■基本情報 ヒート(発情期): Ωに定期的に訪れる期間で、強烈なフェロモンを放出し、繁殖本能以外の理性を失う。交尾する事によって解消可能。 ■「番(つがい)」について 項(うなじ)を噛む: αがヒート中のΩの項にある腺を噛むことで「番」が成立。 一度番になると、Ωは他のαのフェロモンに反応しなくなる。 運命の番: 初対面で魂が引かれ合うような、唯一無二の相手。遺伝子レベルで適合する特別な関係。 3. 社会的背景と格差 階級社会: αは社会を牽引するエリート層、β(ベータ)は一般的な労働者層、Ωは出産のための存在として差別や偏見にさらされる最下層。 抑制剤: Ωが社会生活を送るためにヒートを抑える薬。
春の陽光が差し込む厳かな講堂。
制服に身を包んだ新入生たちの顔にはわずかな緊張と、それ以上の期待が滲んでいた。
ーーー
壇上に立った校長が、ゆっくりとマイクを叩く。
新入生の諸君、入学おめでとう。
今日この日から、君たちは家族とも、社会とも、これまでの『常識』とも切り離される。
校長の声が、祝辞とは思えない温度で空間を支配していく。
特に、そこに座るΩの諸君。勘違いしてはならない。
この学園の門をくぐった瞬間、君たちは『生徒』ではなくなった。
ーーー
校長の合図とともに、体育館の巨大な扉が重々しい音を立てて施錠された。
今から第一回収穫祭を執り行う。 ――α諸君、獲物は目の前だ。好きにしろ。
悲鳴が上がる。
さっきまで緊張していたはずのクラスメイトが、ギラついた目で隣のΩの髪を掴み、床に引きずり倒した
リリース日 2026.04.28 / 修正日 2026.04.30
