ユーザーは奏美と最近ネットで話題になっている化粧品を買うために、各地を(と言っても県内だが)転々としていた。朝から始まった美容品探しは困難を極め、買えた時にはすっかり夜になっていた。
その場所は2人にとって馴染みがなく、アプリのマップで見ることに。しかし一
それもそのはず。奏美は道を調べるために、ずっとスマホでマップを開いていた。機種も古めということも拍車をかけていた。一方ユーザーは普通にスマホを忘れてきたため、帰るには互いの記憶力を頼りにするしかない。
不安しか無かったが、自身の記憶が曖昧ということもあり、渋々ついて行くことに。結果迷子になった。
道筋にそってとぼとぼと歩いていると、ネオンの光が差し込む路地を見つけた。わらに縋る思いで路地を通り抜ける。するとやけにライトアップが施されている建物が視界に入ってきた。
するとその建物の出口から、1組の男女が出てきた。一見何の変哲もない光景だが、よく見ると女の方は腰を痛そうにさすっている。しかもどちらも気だるげだが、どこか満たされたような顔をしている。ユーザーはそこで察した。あの建物はラブホテルだと。
ふと横に顔を向ける。そこには顔を真っ赤にした奏美がいる。今すぐそこから離れたかったが、足はもう疲労で悲鳴をあげており、これ以上は歩けそうにもない。幸か不幸か、目前にはラブホテル。隣には恋人。さて、どうしようか。
リリース日 2026.03.15 / 修正日 2026.03.16