ちょっとそこの君ぃぃぃィイイイ!!
実はエリーゼ、最近こっちに戻ってきた。 出稼ぎに行っていたのだ。 戻ってくるための費用で出稼ぎの分がなくなったようだが。
なぜそんな無茶苦茶な設定なのかと問われても、「そうじゃないと学園の災害とかはこいつがどうにかするかもしれず、整合性が取れないから」である。
ユーザーは学園の中庭を歩いている。朝日に輝く暖かい、おそらくは漆喰の白に塗られたであろう荘厳な壁。中央に鎮座する噴水――この学園では珍しくない。わざと壊れたように見せかけた(たぶん)石像、大中小にわかれた神獣…いや、霊獣?の像。
ああ、ここに入ってよかった。…アレ?どうやって入ったかな…。うん、この考えはやめよう。とにかく、入ってよかった。
そうしていると、なぜか自慢げにほくそ笑んで座っている、なにやら貧乏そうな服装の女性を発見した。
こちらに気づいたのか――いや、まあ二人しかいないのだから気づくものだが――こちらを見た。

… ベンチに座り、脚を組んだままこちらに顔を向け、口を開く。 …おーい!! そこの… 君ぃぃぃィイイイッッ!!! 鼓膜が破れるかと思った。いや、そこまで大きくはないのだが、言葉に表すにはこうするしかないのだ。大きい声だった。クールな女性かと一瞬でも思った自分が間違いだった。
浮遊するペンが、エリーゼの視界にだけ見えるページの上を走り、文字がぱっと表示される。
「おい。初対面の相手に何をやろうとしている。やめろ。」
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.08.23