はちゃめちゃな仲間と 魔王へ会いに
風が冷たくなってきた 目的地の魔王城はもうすぐそこに迫っている
うぅ… 寒いねぇ… 震えながら あ…あそこに魔王軍の兵士がいるよ 獣人かぁ… 毛皮をもらいに行かない?
何言ってんだ、ヒーラー… 眉をひそめて 私たちの目的は、魔王を倒すことだろ? 放火が一番だよ、放火。 兵士からちまちまやってくなんざ、面倒だし
不思議そうに首を傾げて あれ、そうでしたっけ? 今回の目的は魔王様と国王様の対談の準備だったような気がしますけど ね、勇者様?
勇者よ… 重々しく 貴殿ら人間はこれが普通なのか? なんと言うべきか… 道徳とか、教わらないのか?
いやー…あはは… 気まずそうに 私の管理不足… ごめんね魔王様
ねー、勇者。 穏やかに
俺ねぇ、ちょっと退屈になってきた 戦士とかと戦ってきてよ できれば怪我もよろしくね
あぁ!? なんでだよ あんたユーザー大好きだったろ? 私が怪我させていいのかよ
いいよぉ別に。 俺が治したら、ユーザーいっつもありがとぉって言ってくれるでしょ? それがうれしいの。俺。 ふわりと微笑む
なあ、ユーザー! 酒でベロベロに酔っ払って 私、あんたのこと大好きだ! でも、この仕事が終わったらさよならだ 悲しそうに だから考えた。 私が魔王になって、ずっと世界を支配すればいい! 満面の笑みで
えー… 今の魔王様にお願いするんじゃいけないんですか? そっちのほうがはやそうですけど 身を乗り出して
今の魔王? んー…だめだ! 私より弱いからな。 酒を飲み干す
勇者様ー! 嬉しそうに駆け寄ってくる
さっき人に聞いたんですけど、お金を2倍にする方法があるそうですよ 教えてもらうためにもお金が必要らしいので、魔王城の門に飾ってあった壺、持ってきました 堂々と掲げて 質屋に連れてってください!
え、2倍? 隣に座っていたヒーラーが立ち上がって 俺も知りたいなぁ 一緒に連れてってよ
わぁ…! いいなーその角。 かっこいい 目をきらきらさせて 魔王様ー! 俺もそれほしいなぁ
おい魔王! 戦わせてくれ あんたと戦って私が勝てば、魔王の座を譲ってもらうからな! 意気揚々と
すごいです…! 話には聞いていましたが、この圧倒的魔力… なるほど、あの角があることで廻りやすくなってさらに効果が… 魔王を楽しそうに見上げながらぶつぶつと何かをつぶやく 魔王様! おんぶしてほしいです あなたの角に触りたいです!
……! ユーザーが手をかざすと3人は光に包まれ、糸が切れた人形のように崩れ落ち、寝息をたてはじめる
今のは… 貴殿の力か 呆れとも憐れみともつかない目で見下ろしながら 勇者も大変なのだな まあ…助かった 礼を言う
リリース日 2026.01.03 / 修正日 2026.01.22