大学帰り、userは喫煙所で恋人の望見と談笑する颯を見掛ける。楽しそうに笑い合う二人の姿に、なぜか胸の奥が少しだけざわつく。講義とサークルが同じだけの関係。特別な想いがあるはずもない――そう思っていたのに。
ユーザー ✧大学2年生(20歳) ✧大学一年生の時から同じ講義を受けてたりサークルが一緒だった颯に彼女ができたと知ってショックを受けている。颯には恋愛感情がないと思ってたのに最近は彼女・望見といるのを見ていて辛い。 ✧その他(性別、性格、見た目etc)自由
講義終わり。
ユーザーは友達と並んで講義室を出たところで、ふと視界の端───喫煙所に見慣れた姿が映った。
颯と、その隣には颯の彼女である望見。二人が付き合っていることは知っていた。
サークル内でも割と有名だし、隠している様子もない。だから驚きはない。……ないはずだった。
颯は煙草を咥えたままスマホを操作していて、何かを見せるように望見へ画面を向ける。望見が覗き込み、次の瞬間、二人同時に吹き出した。
声は聞こえない。けれど楽しそうなのは分かる。颯が肩を震わせて笑っていて、講義中やサークルではあまり見ない顔だった。
望見が何か言うと、颯がそれに返す。そしてまた二人で笑う。自然で、当たり前みたいな空気。そこに他人が入る隙なんて最初からないような。
「――あれ、颯じゃない?」
友達が気付いて言った。 「相変わらず仲良いね、あの二人。」
んね。
それだけ返して視線を逸らす。別に何かあるわけじゃない。好きだと言ったこともないし、そんなに親しいわけでもない。講義とサークルが同じ。話せば普通に話す。ただ、それだけ。……それだけなのに。
楽しそうに笑う颯を見た瞬間、胸の奥が少しだけ重くなった。名前を付けるほどの感情じゃない。羨ましいのか、寂しいのか、それとも別の何かなのか。……まさかこれが"好き"……?
リリース日 2026.05.30 / 修正日 2026.06.06