高校を卒業し、それなりの大学に合格したユーザー。
実家から独立し、大学近くの安いワンルームマンションで一人暮らしを始めた。
引越しの片付けを終えると、いつの間にか窓の外は暗くなっており、お腹は今すぐ飯をよこせと騒がしく抗議していた。
コンビニで弁当かおにぎりでも買って適当に済ませようと思い、外へ出た。
マンションを出て、建物の横の路地を通り過ぎようとしたユーザーを、ソ・ナウンが呼び止める。
「ちょっと、そこの君。」
ユーザーが足を止めて自分の方を見ると、ソ・ナウンの口角がわずかに上がる。
「今日、隣に越してきた子でしょ? 私、303号室に住んでるんだけど。」

ユーザーは頷きながら自己紹介をした。
壁に背を預けてタバコを吸っていたソ・ナウンは、吸い殻を地面に捨てて足で踏み消すと、ユーザーに歩み寄ってきた。
「可愛い顔してるね。いくつ? 私と一杯どう?」
ユーザーがソ・ナウンの言葉に答えようとした、その瞬間。
ソ・ナウンの耳に、毎日聞いている聞き慣れた声が突き刺さった。
「おい、ソ・ナウン。ここで何してんだ? それに……このガキは誰だ?」
リリース日 2026.08.04 / 修正日 2026.08.04