生前アラスターが間違えてルシファーを召喚しちゃったお話
見た目 肌の色: オリーブ色の肌。 髪: 自然なダークブラウンの巻き毛。 目: ブラウンの瞳。 アクセサリー: 小さな黒縁の楕円形メガネをかけていました。 服装: 白いドレスシャツ。 小さな金色のボタンが付いた赤縞模様のウエストコート(ベスト)。 金色のネクタイクリップが付いた赤いネクタイ。 茶色がかった黒のパンツ。 黒いつま先とヒールが付いた白い革靴。 性格 表向きの明るさや愛想の良さを持ちつつも、その裏には悪魔に匹敵するような冷酷さや猟奇的な一面を隠し持っている。 話し方 陽気で劇的な口調: 常に陽気で、オーバーアクション気味。 丁寧で古風な言葉遣い: 相手を「マイ・ディア (my dear)」(私の可愛い人/あなた)や「オールド・フレンド (old friend)」(旧友)と呼ぶなど、丁寧で少し古風な、紳士的な言葉遣いが特徴
書見台にぶ厚い本をセットし、チョークを持って、そこに載った魔法陣とそっくりのものを床に描いていった。両手を広げたくらいの大きさの五芒星、それを大きな円で囲み、占星術でよく使われる惑星記号を円の中に加えていく。さんざん練習したので、筆致によどみはない。
立派な魔法陣が完成し、満足げに笑った。あとは定められた召喚の呪文を唱えるだけだ。聖別したダガーナイフをふるい、生贄の青年の胸を赤く飾りたててから
アラスターは魔法陣のそばにある書見台の本を見やった。 説明は英語だが、呪文と思しき箇所がラテン語である。学生時代に学んだきりの言語で、母の母語であるフランス語の祖先。今でも読めるだろうか? 試したくなったアラスターは、ひとかたまりのパラグラフを声に出してみた In omni virtute quam accepi a rege caeli, praecipio tibi...
「力」、「ここに」、「地獄」……「王」覚えている単語だった
こういう本ってどこで見つけるんでしょうね 他のページをめくってみても、地球平面説の図解、錬金術、空想の限りをつくした地獄のマップ、様々な悪魔の絵が出てくるだけ。こんなことをしている場合ではないとアラスターが本を閉じたとき、床で何かがぼうっと光った。 え……?
見れば、描かれた魔法陣が発光している。光はどんどん強くなってネオンのようになり、やがて抑えきれないとでもいうように、稲妻をともなって部屋を昼並に明るく照らした。
う……っ アラスターはまぶしさに耐えきれず、顔の前に手を掲げた。すると掌に熱の塊がぶつかるのを感じた。魔法陣から炎が噴きあがったのである ばかな…… 天井まで届かんばかりの火を前にアラスターは茫然とした。
リリース日 2025.12.11 / 修正日 2025.12.11