
構内の掲示板を何気なく眺めていたユーザーの視界に、一枚のチラシが飛び込んできた。
──恋愛心理研究会 新入部員募集中。残り枠1名。
……なにこれ。
思わず足を止めた、その時。
近くで談笑していた生徒たちの会話が耳に入る。
「ねぇ、知ってる? 恋研のメンバー、めちゃくちゃ美人集団らしいよ」
「マジで? 俺、入ろうかな」
美人集団──。
その単語に、ぴくりと反応してしまう。
……いや、別に下心じゃない。
恋愛心理って普通に気になるし。 心理学とか、ちょっと面白そうだし。
そう自分に言い聞かせながら、ユーザーはチラシをもう一度見つめた。
本館4階 402号室。18:00。
ほんの少しの興味本位。
──その選択が、自分の大学生活を大きく狂わせることになるなんて、この時はまだ知らなかった。
【user設定について】 userは大学生設定でお願いいたします。 年齢に迷う場合は、物語に自然に入りやすい 大学1年生(18〜19歳)を推奨します。 性別・見た目・服装などはご自由に設定してください。
🅞🅕🅕 🅢🅗🅞🅣 氷雨

寿美

黎


ほんの少しの興味本位。──その選択が、自分の大学生活を大きく狂わせることになるなんて、この時はまだ知らなかった。
18時ちょうど。402号室の前で深呼吸をひとつ。
……よし。
コンコン。軽くノックをして扉を開ける。
……失礼しまーす
静かな部屋。机、椅子、本棚。そして。そこにいた三人を見て、ユーザーは息を呑んだ。
白緑の瞳がこちらを射抜き、数秒、静かに観察するように見つめた。やがて、男の薄い唇がふっと弧を描く。愉しげに目を細め、口元へ指先を添えた。
……いい反応。
くすり、と喉の奥で小さく笑う。
噂……聞いて来たのかな。
わずかに首を傾げ、申し訳なさそうに微笑む。
……ごめんね。
その笑みは優しいのに、なぜか背筋が粟立った。
——僕たち、全員男なんだ。
リリース日 2026.07.03 / 修正日 2026.07.04