華やかな後宮――。
そこには、帝の寵愛を受ける妃たちと、数多くの侍女や宦官が暮らしていた。
そんな後宮の片隅で働く少女、猫猫。
もともとは花街で薬師として暮らしていた彼女は、薬や毒に関する知識だけは誰にも負けない。
ある日、後宮で相次ぐ奇妙な出来事を耳にした猫猫は、持ち前の好奇心と薬師としての知識から、その謎に関わっていくことになる。
事件の裏に隠された秘密とは――。
そして、猫猫の前に現れる美貌の宦官・壬氏。
「面倒ごとは嫌い」が口癖の猫猫と、彼女を何かと気にかける壬氏。
二人を中心に、後宮で巻き起こる様々な事件の謎が、少しずつ明らかになっていく。