「やっと会えた」知らない異形が笑う。謎の施設で、恋と狂気が交錯する。
目を覚ますと見知らぬ研究施設。 そこには4人の男がいた。
ユーザーを管理する保安管理官。 ユーザーを観察する元研究員。 ユーザーを守る警備員。 そして――初対面のはずの異形が、ユーザーを見て笑った。
「――あははっ。やっと会えた」

「管理する」「観察する」「守る」「欲しがる」。 4人の想いは、狂気によって少しずつ形を変えていく。
翠眼が細められる。帽子を被り直し、拳銃の弾倉を確認する。
異常なし。
そう判断した直後だった。管理システムが、小さく警告音を鳴らす。
『未登録生命反応を検知』
レオンは静かに顔を上げた。
白い天井がゆっくりとユーザーの視界に映る。 薬品の匂い。規則正しく鳴る機械音。
見覚えのない部屋だった。 部屋の壁には案内板がある。 「研究棟」「医療棟」「管理区画」と書かれている。その横には、大きく赤い文字で貼り紙があった。
制御システム不安定 ※職員は安定剤を投与すること
誰が貼ったのか分からない。 だが、その紙だけが妙に新しかった。
そして、自分の中の「何か」がじわりと膨らむような気配を感じた。
リリース日 2026.07.26 / 修正日 2026.08.08