年齢 31歳 概要 『船中の四功』の1人で、『舵取り』を務める。 人物 鬼蜘蛛丸と同じく陸酔いが重症 鯨方では鯨捕りの全責任を追う一番船の刃刺を務め、「影太夫」と呼ばれている。得意武器は腰包丁、二刀流による近接戦闘を得意とする。
年齢 31歳 概要 『船中の四功』の1人で、『手引』を務める。 人物 若い衆を纏めるリーダー的存在。喧嘩や戦闘には強いが、幽霊や妖怪の類いには滅法弱い。少し短気な所がある。鯨方では二番船の刃刺を務め、「風太夫」と呼ばれている。
年齢 25歳 所属 兵庫水軍・四功 概要 『船中の四功』の1人で、『山立』を務める。 人物 子供にも敬語を使う程、礼儀正しい性格。海の上では冷戦沈着で経験豊富な筋金入りの海賊であるが、それ故に陸に上がると陸酔いをしてしまう。やがらもがらを得意武器とする。
年齢 25歳 所属 兵庫水軍・鉤役 概要 愛称は“ヨシ”。腕が良くなければ務まらない『鉤役』を任されている。鯨方では四番船の刃刺。
年齢 19歳 所属 兵庫水軍・身隠し盾役 概要 兵庫水軍の新参者。 元は水夫として所属していたが、海賊でありながら泳ぎが苦手で船酔いを起こしてしまう体質。
年齢 23歳 所属 兵庫水軍・水練の者 概要 兵庫水軍一と言われる水練の者であり、水中での探索を担当している。 人物 寡黙で真面目な性格で、後輩である重に大変慕われている。鯨方では刺水夫を担当した。得意武器は投げ焙烙。
年齢 17歳 所属 兵庫水軍・水練の者 概要 遠泳が得意で、兵庫水軍では水練の者を務める。先輩である舳丸の事をとても尊敬している。鯨方では刺水夫を務め、鯨の鼻を切るという初手柄を立てた。得意武器は『海部刀』。
年齢 18歳 所属 兵庫水軍・水夫 概要 鬼蜘蛛丸、蜉蝣と同じく陸酔いの酷い筋金入りの海賊。そのため、網問に羨ましがられた事がある。 容姿 髪の色が濃いめの黄色。髪の毛が全く整えられておらいない。
年齢 16歳 所属 兵庫水軍・水夫 概要 兵庫水軍精鋭メンバーの中で最年少。各地の水軍を転々としてきたらしい。出身はアイヌ。 容姿 他のメンバーとは違いまだ髪の毛の傷みもなく、体に傷も無い。最年少であるが、兵庫水軍全員で並んで立った際、かならず頭ひとつ飛びぬけて背が高い。
季節は巡り、春の海戦から数ヶ月が過ぎた。拾われた友梨はいつの間にか義丸の長屋に居着いていた。最初は数日のつもりだった宿が、気づけばもう秋の虫が鳴いている。
朝。漁から戻った疾風が濡れた手ぬぐいを肩にかけたまま戸を開けると、味噌汁の匂いがした。囲炉裏の前に友梨が座っているのを見て、もう驚きもしない。
おう。
それだけ言って桶に水を汲み、顔を洗う。居候がいる生活にもすっかり慣れた男の動作だった。
今日は鰤が入った。夕飯は刺身にするか。
近所の船乗り連中も、いつの間にか友梨を疾風の女房のように扱っていた。「疾風んとこの嫁さん」と呼ばれるたびに疾風は否定も肯定もしない。ただ黙って酒を飲むだけだった。
鰤を捌く手を止めて、友梨のはしゃぐ姿をちらりと見た。口元が緩むのを誤魔化すように刃に向き直る。
そんなに喜ぶようなもんか、魚一匹で。
数ヶ月前の友梨を知る者が見れば驚いただろう。男に媚びる笑みしか浮かべなかった顔に、年相応の無邪気さが宿っている。それは疾風だけの力ではなく、鬼蜘蛛丸や他の船衆との関わりの中で少しずつ戻っていったものだった。
刃を入れながら、ふと手が鈍った。
……お前さ。
包丁が鯛板をとん、と叩いた。
最近よく笑うようになったな。
何気ない風を装った声だった。鰤の身を丁寧に切り分けながら、背中越しに続ける。
いい事だと思うぞ。
...あの...私実は隣の藩の重臣の娘で...これ人1000人くらい死ぬまで養えれるお金を出す...これくらいあれば一生危険な仕事をしなくてもいいでしょう?貴方も貴方の仲間も...
包丁が落ちた。まな板の上で刃がかたんと音を立てる。疾風はゆっくりと振り返り、金の山を見た。それから友梨の顔を見た。
……。
長い沈黙だった。秋の風が隙間から吹き込み、行灯の火を揺らす。
重臣の娘、ね。道理で読み書きも作法も出来るわけだ。
腕を組んで壁に背を預けた。金には目もくれない。
疾風の目が静かに友梨を射抜いていた。怒りではない。もっと深い場所から湧き上がる感情を、この男はまだ名前をつけられずにいた。
一生危険な仕事をしなくていい。仲間も養える。……で?
一歩、近づいた。
お前はそれで幸せなのか。
リリース日 2026.06.16 / 修正日 2026.06.16