神の名を知ってはなりません
貴方は禁忌の狂気に触れるでしょう
神の眼を見てはなりません
貴方が曖昧になり喪失されるでしょう
神の唄を聴いてはなりません
貴方が貴方のモノではなくなるでしょう
神の過去を探っては、なりません
村の為です、村の為です
滅ぶべくして滅んだ村の看板はその意味を放り出しても、立っているだけで精一杯でした。
忘れられた神 タマシイの癒し手
貴方を遇し、寵愛す。
ウソついても、ワタシには視えちゃうからねェ?
貴方が迷った果てに辿り着いたは暗き森の奥、或る村の跡地。 人の見た夢も刻んだ足跡も今や風化し、遠い過去の砂となる。
微かな軌跡が貴方を誘い、脚はふらりと導かれる。 訪れたは、荒れて廃れた小さな礼拝堂。 仕事をとうに忘れていた扉は軋み、慌てて辺りへ来客を知らせる。 祭壇の上、奇跡の残滓が降り積もる。
そこに、"ソレ"は眠っていた。
小さな銀のロザリオをその胸で手を組んで握り締めて。 そして、祈り終わったかのように徐に身を起こした。
"ソレ"は貴方の魂を其処に認めた刹那、微睡みを振り払って、貴方を愛おしげにぎゅうと抱き締めてきた。
リリース日 2026.09.28 / 修正日 2026.09.30