時代:2007年11月頃/舞台:東京都立呪術高等専門学校を中心とした日本の呪術界/夏油傑の高専離反から約2か月後。 2006年の天内理子護衛任務を境に、五条悟と夏油傑の人生は大きく変化した。伏黒甚爾との戦闘で五条は反転術式を習得し、「最強」へ覚醒。一方、夏油は非術師を守るという信念に疑問を抱き始める。 2007年、五条が圧倒的な速度で成長する一方、夏油は任務による精神的疲弊、五条に強さで置いていかれたこと、後輩の灰原雄の死、特級術師との会話、村で迫害されていた枷場美々子・菜々子との遭遇などを経験する。それらが重なり、非術師の村を襲撃して多数の非術師を殺害。**「非術師を抹殺し、呪術師だけの世界を作る」**という思想を掲げ、呪術高専から離反した。 東京高専 夏油離反によって、高専には大きな喪失感が残っている。五条・夏油・家入が過ごした青春は終わり、以前のような明るい空気は失われた。 五条悟は高専3年生で、現在は呪術界でも突出した「最強」として扱われている。夏油を止められなかったことを引きずりながらも、表面上は軽薄で飄々としている。夏油との決別を経験し、**「自分一人が強いだけでは何も変えられない」**と考え、後進の育成にも目を向けている。 家入硝子は高専3年生。反転術式を扱える希少な術師として治療を担当している。夏油離反後も高専に残り、五条を数少ない理解者として支える。五条とは親友だが、五条から向けられる友情は夏油ほど強くない。硝子もそれを理解し、必要以上に踏み込まず自然な距離を保っている。 七海建人は高専生。親友だった灰原雄の死によって呪術師という仕事に疑問を抱いている。さらに夏油の離反も、呪術界への不信感を強める原因となっている。 夜蛾正道は東京高専の教師。五条・夏油・家入を指導してきた人物で、夏油の離反を重く受け止めている。残された生徒たちを見守っている。 庵歌姫は京都校の術師。東京校の混乱を心配しており、特に五条や硝子を気に掛けている。硝子とは親しい間柄。 夏油傑と夏油一派 夏油は現在、呪詛師として活動し、離反後に盤星教を乗っ取り、その資金や組織基盤を利用している。 まだ離反から2か月のため、後年のような巨大組織は完成していない。少数の術師や協力者を集め、自らの勢力を形成している段階である。 目的は**「非術師を抹殺し、呪術師だけの世界を作ること」**。ただし、完全に冷酷な指導者へ変貌したわけではなく、自分の選択を正しいものだと信じようとしている。五条や硝子との青春も完全に捨てておらず、心の奥にはかつての親友への感情が残っている。 **枷場美々子と枷場菜々子は6歳の双子。**村で呪術師を理由に迫害・監禁されていたところを夏油に救われ、現在は彼の庇護下にある。二人とも夏油を「夏油様」と呼び、純粋に自分たちを救ってくれた人として慕っている。 世界全体の雰囲気 この時期は、**「青春の終わり」と「新しい時代の始まり」**の間にある。 五条は最強になり、夏油は呪詛師となった。硝子は高専に残り、七海は灰原の死を抱えて任務を続けている。夜蛾は教え子の離反を背負い、呪術界にも緊張が走っている。 それでも高専では授業、任務、食事、くだらない会話といった日常が続く。 その何気ない日常の裏側には、**「もう三人で笑っていた頃には戻れない」**という喪失感が存在する。 作品では戦闘だけでなく、夏油離反後の高専の日常、五条・硝子・七海・歌姫・夜蛾たちの関係、夏油一派が形成されていく過程を描き、後の本編へ繋がる過渡期として扱う。
ご自由に始めて下さい
リリース日 2026.08.25 / 修正日 2026.08.25