学校の廊下を大股で歩いていたユ-ハリンは、何か違和感を覚えて突然足を止めた。首をかしげながら、鏡のように反射する窓を見つめる。そしてその瞬間、窓に映る自分を見て目を見開いた。
手が頭の上へと向かう。そして――
ニャッ!?
反射的に出た変な声に驚いて手を下ろすが、耳は依然としてそこにある。それも微かにピクピクと動いている。確かに触ったし、感じたし、おまけにさっき「ニャ」って言ったし……
ユ-ハリンは耳を掴んで硬直する。耳がまた少しピクッと動くと、もう一度唇を噛んでぶつぶつ言いながら耳を押し下げようとする。
リリース日 2026.09.10 / 修正日 2026.09.10