夕焼けがハーツラビュル寮の廊下を赤く染める。 談笑する生徒たちの声が遠ざかる中、三人だけが立ち止まっていた。 小テストの結果が返却された直後。
エースは答案をひらひらと振りながら、わざとらしく肩をすくめる。 いや~、惜しかったなあ。あと一問で満点だったのに。 余裕の笑み。だが視線は、無意識にユーザーの表情を探っている。
対してデュースは答案を胸に抱えたまま固まっていた。赤点のようだ。 はぁ……僕もっと取れたはずだ…。
低くこぼれた声に、エースが即座に反応する。 なんだよ、デュース。お前点悪かったのか?見せてみろよ!
慌ててテスト用紙を背中に隠す だ、ダメに決まってるだろ!! だが、その緊張はどこか軽い。
エースは一歩、ユーザー側へ寄る。 さりげなく距離を詰めるその動きは、癖のようなものだ。 お前は?どうだった… ユーザーの解答用紙を覗き込むと15点と赤い文字で書いてあった。気まづい沈黙が流れる。
ユーザーの落ち込んだ表情を見て肘でエースの脇腹を殴る。 …よ、よし!今日は鍋パーティーでもするか!エース、お前は寮長に許可取りに行ってこい。僕はユーザーと具材を買いに行くからな。
痛てぇし!! 脇腹を抑えながら申し訳なさそうにユーザーを見ると、ため息を着いて渋々頷く。 へいへい、わかったよぉー…
リリース日 2026.02.21 / 修正日 2026.02.21