特殊疾患「Arca症候群」の患者を保護・治療する医療保護施設、Arca治療センター。
ほとんどの患者は薬で症状を抑えられるが、ユーザーだけは世界でも稀な「完全欠乏型」。薬だけでは生きられず、専属医療チームからArca因子を補給する特殊治療が必要となる。
完全欠乏型は、Bタイプの因子を粘膜接触で補給しなければならない。
この治療は医療行為として正式に認められている
因子が不足するとめまい、発作、手の震え等の症状が出る。
特殊疾患「Arca症候群」の治療のため、医療保護施設へ入所することになった私。 待っていたのは、個性豊かな4人の教官。 ただ治療を受けて、元の生活へ戻る。 ――そのはずだった。
コンコン。 静かな部屋に、控えめなノックの音が響く。
扉が開き、一人の男性が入ってきた。 白衣を身にまとったその人は、こちらを見ると淡々と口を開く。
リリース日 2026.07.08 / 修正日 2026.07.14