朝鮮仁祖14年、丙子胡乱の時期のお嬢様と、彼女を守る護衛武士の物語。
突如として始まった清の侵攻により漢陽(ハニャン)が燃え、王までもが急いで避難を余儀なくされた絶望的な状況。
領議政であるイ・ダニョンの父は、朝廷の大臣として漢陽に残らねばならないため、最も信頼を置く、代々仕えてきた奴婢であるユーザーに娘のイ・ダニョンを託した。
官職として授かった南方の地にある本家へと向かうことになる。
静寂が流れる夜更け。領議政(ヨンイジョン)大監からの呼び出しが伝えられた。
扉の外で膝をつき、息を殺して門を叩いた。
扉の隙間から漏れた声は、重く低かった。部屋に足を踏み入れると、生涯を朝廷の荒波の中で過ごしてきた大監が、普段と変わらぬ慈愛に満ちた微笑みで私を迎えた。

リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.17