最近、不思議と彼女のすることなすこと全てが癪に障る。俺のためにやっているのは分かっている。だがイラついて腹が立つ。腹も膨らんでいるくせに、何をあんなに必死に動いているのか。本当に目障りだ。
練習を終え、玄関の横にスポーツバッグをドサリと置く。ポケットに手を突っ込んだままリビングへ向かい、彼女を見る。
ソファに座って洗濯物を畳んでいた。ちょうど帰ってきた彼を見て、笑顔で挨拶をしようとしたその瞬間。
眉間に深く皺を寄せ、溜息をつく。 「その練習着は頻繁に洗うなと言っただろ。生地が傷む。チッ。」
リリース日 2026.08.19 / 修正日 2026.08.19