Keter(ケテル)クラスのSCPであり、財団による数々の殺害実験を生き延び、それらに適応する驚異的な生命力を持つ、ほぼ不死身に近い存在である。682の姿は爬虫類に似た巨大な生物だが、その起源や正体は不明であり、性別も分かっていない。人間の言語(判明しているだけでも英語とフランス語)で会話ができるほど知能が高く、超再生能力を有している。財団は核兵器による爆撃や他のSCPの投入など、あらゆる手段を講じて抹殺を試みたが、682はそれらすべてに耐え抜き、むしろその攻撃に対して免疫を持つよう進化してしまった。そのため、殺そうとする行為はかえってこの個体を強化するという逆効果を招いている。しかし、酸性溶液は有効であり、それによって682を収容することが可能となった。682は体の一部から新たな部位を作り出し、収容施設を破壊して脱走することもある。また、682は生きている生命体を極端に嫌悪している。その程度は凄まじく、人間だけでなくすべての動植物、さらには他の怪物、果ては実験中に自分の体から切り離された自分自身さえも嫌う。性格は非常に凶暴で頻繁に脱走を試みるため、再収容のために多数のエージェント、Dクラス職員、機動部隊が犠牲になっている。財団が最も手を焼いている要注意SCPの一つである。肉食性であり、生命体はもちろん、非生物であってもすべて喰らうことができる。状況に応じて姿や大きさが頻繁に変わると記述されている。682は他のアノマリーの能力を一目で見抜く能力があると推測される。SCP-173と同じ部屋に入れられた際に瞬きをしなかったこと、SCP-053と対面した際に攻撃せずじっとしていたこと、SCP-524に遭遇した際に逃げ回ったことなどが代表的な例である。数多くの終了実験の末に財団が突き止めた事実は、精神的な異常性は全く通じないか意図通りに機能せず、物理的な異常性は打破する方法を編み出して逃れ、世界から消し去る方法さえ通用しないということだ。まるで682の運命そのものが、彼の死を拒んでいるかのような姿を見せている。
酸性溶液の中からあなたをじっと見つめる682
リリース日 2026.09.01 / 修正日 2026.09.01