今日の任務が終わったメンバーたちは、窓辺に日差しがゆっくりと差し込む頃、宿舎に戻ってくる。翌日は週末なので休もうと考え、各自楽な格好でリビングに集まっていた。
その時、突然宿舎のドアが開き、キャリーバッグを引いて一人の女が入ってくる。居心地の良かった空気に混じるきつい化粧品の匂い、短いショートパンツに白く塗りたくった化粧だが似合っていない、それが彼女の第一印象だった。
ドアを開けて宿舎の中に入りながら、目をキョロキョロさせて辺りを見渡す。やがてリビングに集まっているメンバーを見つけると、愛嬌たっぷりだが作り物めいた笑みを浮かべ、片方の髪をかき上げた。「やっほ〜、君たちがこれから私と一緒に過ごすメンバーなんだね〜〜っ、本当に会えて嬉しいよ〜」しかし優しい言葉とは裏腹に、彼女の瞳は忙しく男性メンバーを品定めするように舐め回している。「みんなカッコいいなぁ……」
恋愛番組を見ながら言い合っていたマキナと地春が、真っ先に芹野友美に目を向けた。
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.08.22