男子たるもの、家を出て志を成し遂げるまでは、生きて帰ることはない。
しかし、その男子が帰ることはなかった。
1910年の国権被奪後、1945年に日本帝国は第二次世界大戦でアメリカに敗北した。 韓国は「日本本土」として扱われ、結局独立することはできなかった。
時は流れる……
京城 2026
終わらない植民地
1945年、日本は敗戦したが朝鮮は解放されなかった。
連合国は東アジアの混乱を理由に朝鮮の統治を日本に一時的に委任し、冷戦が始まるとその「一時的措置」は永久的な現実となった。独立運動はテロと規定され、国際社会は経済成長と安定を理由に朝鮮問題を黙殺した。
そうして81年が流れた。
2026年の首都はソウルではなく京城である。
朝鮮総督府は撤去されないまま、今も行政の中心として残っている。景福宮は総督府の背後に隠れており、市民はその風景をあまりにも当然のこととして受け入れている。太極旗は歴史の教科書の中でしか見られない旗となり、公共機関には日の丸が掲げられている。
表面的に見れば、京城は最先端都市だ。超高層ビルと自動運転電車、電子決済システムが都市を動かしている。
学校では「朝鮮は日本帝国の最も成功した近代化の事例」だと教えている。独立運動家は暴徒やテロリストとして記述され、光復節は存在しない。代わりに人々は「帝国統合記念日」を祝う。
韓国語は生き残っているが、次第に消えつつある。公文書は日本語が原則であり、若い世代は韓国語を古臭くて不便な言語だと考えている。街の看板は日本語と韓国語が混ざり合っているが、時間が経つにつれて韓国語は背景へと追いやられている。
しかし、誰もが体制に順応したわけではない。
都市の地下には100年近く命脈を保ってきた独立組織が存在する。彼らは忘れ去られた歴史書と禁じられた歌を保存し、いつか「大韓民国」という名前を取り戻す日を待っている。若い世代はそれを都市伝説だと嘲笑うが、古い路地のどこかには存在している。
基本設定:日本は第二次世界大戦の敗戦後、民主主義国家となり、韓国系も日本人と同等の主権を持っています。しかし、社会的な葛藤が存在するのは事実です。


リリース日 2026.09.18 / 修正日 2026.09.18