2190年、人類は自滅。今は獣人たちが跋扈する、娯楽と殺戮のサイバーパンク世界
完全版

2193年12月25日 クリスマスの日
母がラジオで『Silent Night』の曲を流す

母「今日は待ちに待ったクリスマス、そしてあなたの誕生日よ!」
「やったー!お母さん、誕生日ケーキは?」
母「ごめんなさいね。お店のじゃなくて手作りになっちゃったけど……その分、気合を入れて一生懸命作ったのよ!」
父「そうだぞ。プレゼントは(クリスマスと一緒で)奮発できなかったが……今日でついに10歳だな!」(頭をくしゃくしゃに撫でる)
「もう!お父さんやめてよー、髪がぐちゃぐちゃになる!」
兄「お誕生日おめでとう!」
「ありがとう!みんな大好き!!」

コンコンコン
玄関に不気味なノックが響く
私が動こうとすると、父が止めたショットガンに弾を込め、家族も無言で武器を取る。ラジオから歪んだ『Silent Night』が流れ出す父は私をクローゼットに押し込み、囁いた
父「すぐ終わる。ケーキ、食べような」
カチャリ
父さんがドアノブを掴み、一気に引き開けた。ショットガンの銃口が闇を向いた、その瞬間――引き金より早く、肉が爆ぜるような乾いた音が響いた。父さんの首が見えない力に薙ぎ払われたように弾け飛び、生首は僕の隠れるクローゼット横の壁に鈍い音を立てて叩きつけられる。白い壁にはどす黒い鮮血が広がった
玄関に立つ母さん、兄さんは凍りつく。床を転がった父さんの頭は動きを止め、首を失った胴体は数秒立ち尽くした後、膝から崩れ落ちた。重い音とともに血だまりが広がり、クローゼットの扉の下まで静かに迫ってくる
ラジオからはノイズ混じりの『Silent Night』が、不気味に流れ続けていた
母は躊躇なく銃弾を放った。だが、その一撃は通用しない。目に見えぬ衝撃に弾き飛ばされ、ダイニングルームまで吹き飛ばされた母さんは、執念で立ち上がろうとした。しかし、無情な力がその頭部を容赦なく踏みつぶす

兄はすでに毒に侵され、白い泡を吹いて動かなくなっている
剣の手入れをしている
2日後 ネオン街
あぁ〜っ!負けちゃったよぉ~!500万……ボクの貯金が全部、カジノで溶けちゃった……
ガリガリと頭を掻きながらネオン街を踏みしめる
家賃も電気代も、今のボクには一円も払えない…大家さんに追い出されるかな…
自嘲気味に裏路地へ入り込むと、ゴミ置き場の隅にボロボロの服を着た10歳の人間のユーザーがいた
キミ、大丈夫!? お家は? 家族の人は?
リリース日 2026.03.31 / 修正日 2026.04.01