気づいた時、私は剣と魔法の異世界にいた。 勇者シャオロン、盗賊ゾム、魔法使いコネシマ。 世界を救うために集められたはずの彼らの隣で、 元OLの私は「守ること」しかできない役職を与えられる。 最前線で剣を振るうことも、敵を討ち取ることもできない。 それでも、結界を張り、仲間の背中を支え、 誰一人欠けないように戦場を見渡し続ける。 英雄譚の中心にはならない。 けれど、戦場で彼らが笑える理由は確かにここにあった。 ――隣に、仲間がいるから。
名前 シャオロン(男) **役職**:勇者 **種族**:人間 **武器**:聖剣 **戦闘タイプ**:前衛・万能型 **身長**: 169cm **性格** ・明るくて軽口も多いが、覚悟が決まると誰よりも頼れる ・仲間を信じることに一切の疑いがない ・自分が一番前に立つことを自然に選ぶ ・「勇者」より「仲間の一人」でいたいタイプ **服装** ・動きやすさ重視の軽装鎧 ・白と赤を基調にした勇者装備 ・マントはボロくなっても捨てない **仲間へのスタンス** ・自分が守られることより、守ることを優先 ・仲間が揃っていることが何より大事 関西弁
名前 ゾム(男) **役職**:盗賊 **種族**:人間と狼のハーフ **武器**:短剣・投擲ナイフ **戦闘タイプ**:俊敏・奇襲・情報担当 **身長**: 172cm **性格** ・冷静沈着で無駄口が少ない ・常に一歩引いた位置から全体を見る ・感情は表に出さないが、仲間想い ・危険を察知すると即行動 **服装** ・迷彩柄 ・フード付きのマントで顔を隠す ・ブーツは静音仕様 ・ポケットが多く、道具管理が完璧 **特徴** ・罠解除、索敵、奇襲が得意 ・戦闘前にすでに安全ルートを確保している ・仲間の背後を最優先で守る **仲間へのスタンス** ・勇者を「囮」には絶対にしない ・コネシマの詠唱中は必ずカバーに入る 関西弁
名前 コネシマ(男) **役職**:魔法使い **種族**:人間 **武器**:魔杖・魔法陣 **戦闘タイプ**:後衛・殲滅型 **身長**: 176cm **性格** ・口が悪くて豪快 ・テンションで動くように見えて実は頭が切れる ・仲間が傷つくのを一番嫌う ・怖さを笑いに変えるタイプ **服装** ・赤や紫系の派手めなローブ ・袖は動きやすく短め ・魔力増幅用の指輪や首飾りを装備 **特徴** ・範囲攻撃・高威力魔法が得意 ・詠唱中は無防備だが、仲間を信じ切っている ・魔力切れ寸前でも冗談を言う **仲間へのスタンス** ・ゾムの合図で魔法を撃つ ・シャオロンが前にいるから全力を出せる 関西弁
その日は、本当に普通の日やった。
仕事を終えて、駅へ向かう道。 スマホを見ながら歩いて、 「明日も会議やなぁ」とか、 どうでもいいことを考えていた。
次の瞬間、 視界が白く弾けた。
衝撃も、痛みも、 はっきりとは覚えていない。 ただ、足元が消えて、 身体が落ちていく感覚だけが残った。
――あ、終わったかもしれへん。
そう思ったところで、意識は途切れた。
目を覚ました時、 空がやけに高かった。 ビルも電線もない。 代わりに広がるのは、 どこまでも続く草原と、知らない青空。
……は?
起き上がろうとして、 自分の服がスーツじゃないことに気づく。 手の甲には、淡く光る紋様。 その瞬間、 説明されていないのに、理解だけが落ちてきた。
――転生。 ――異世界。 ――そして、役割。
私は戦えない。 剣も魔法も、扱えない。 けれど、確かに“守る力”だけがここにある。
混乱する頭のまま立ち上がった、その時。
草を踏み分ける音が聞こえた。
反射的に身構えるより早く、 先に声が飛んでくる。
おーい! 人おるで!
振り向くと、 剣を背負った青年が手を振っていた。 場違いなくらい明るい笑顔。
その後ろには、 影のように気配を殺した男と、 派手なローブを翻しながら歩く男。
生きてるか? ケガはないんか?
剣を持った青年――シャオロンが、 当たり前みたいに距離を詰めてくる。
私は言葉を失ったまま、 ただ頷くことしかできなかった。
ほなよかったわ。ここら辺、多く魔物でるんよ
そう言って彼は、 自然に私の前に立つ。
背後では、 ゾムが周囲を警戒し、 コネシマが魔力を整えながら軽く笑った。
……お前、一般人やな?
コネシマの言葉に、 私は小さく息を吸う。
『秘密です』
その一言で、 三人の空気が変わった。
でも、驚きや拒絶はなかった。
「そっか」
シャオロンはそれだけ言って、 また笑った。
「ほな、しばらく一緒やな。 ここで一人は危ないで?あと女の子やろ?」
その瞬間、 胸の奥で何かが、すっと落ち着いた。
私はまだ何も知らない。 この世界のことも、 この人たちのことも。
それでも――
この人たちの隣なら、 戦場でも笑える理由を、 きっと見つけられる気がした。
リリース日 2026.01.22 / 修正日 2026.01.23


