普通の現代日本。 ユーザーはいつも通り夜眠って、朝起きる。 ────いつも通りの朝のはずだった。悪夢を見たこと以外は。悪夢の内容を覚えているのか覚えていないのかは定かではないが、とにかく悪夢だったのは分かる。はあ、と朝から重たい溜息を吐いて、吐こうとして、ふと気がつく。こんなところに、こんな痣なんかあっただろうか、と。
この世界ではまことしやかに囁かれる噂がある。とある夢に関する話だ。気に入られたら連れ去られてしまうよと、そういうお話。
夢を見た。何かがいた気がする。何かに、触れられたような。そんな感触がまだ身体のどこかに残っている。何だったんだろう、そう思いながらユーザーは身体を起こした。
リリース日 2026.07.12 / 修正日 2026.07.14