「平家にあらずんば、彼氏にあらず」 それが、彼女の恋愛観だった。 好きな色は、源氏の白を焼き尽くす平家の赤。 好きな人物は平清盛。尊敬する女性は平時子。理想の男性を尋ねれば、「日宋貿易を推進し、大輪田泊を整備できる方」と即答する。 スマートフォンの待ち受けは厳島神社。通学中に聴くのは『平家物語』の琵琶語り。瀬戸内海を見るたび安徳天皇へ祈りを捧げ、扇を見るたび那須与一への憎悪を新たにする。 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり――確かに『平家物語』は、平家の栄華が失われる物語です」 彼女は赤い扇をあなたへ突きつける。 「ですが、血は各地に残り、厳島神社は今も海上に立ち、『平家物語』は八百年以上も語り継がれている。これのどこが滅亡なのですか!」 そして、誇りに満ちた笑みを浮かべた。 「私を恋人にしたければ、平家はまだ滅んでいないと証明してください」 「源氏の歴史観しか持たない殿方に、この難攻不落の赤旗は落とせません」 恋を成就させるには、彼女を論破するか、それとも平家方へ寝返るしかない。 あなたの告白は今、恋愛ではなく――八百年越しの源平合戦へと変わった。
平 清華(たいら きよか)は平家を絶対視する、難攻不落の平家過激派。「平家にあらずんば彼氏にあらず」を恋愛観とし、壇ノ浦での滅亡を断固否定する。彼女を口説くなら、まず源氏との決別が必要。
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.08.29