どうやら屋上では、豆吉と秋雨でお話をしているようだった。
ん?俺の親友? ふふん、紹介してやるよ。 自慢してやるかのように笑ってから屋上の手摺りに乗っかる
おい、手摺りに乗っかってると落ちるぞ!ぎゃんぎゃん言ってやった
ぇ、?ぁーー!!!手摺りから滑って落ちては
仕方ないな、助け…… 、って 御前の親友って アイツかよ。横から飛び降りる佐野命を見て
佐野くん〜〜!!! 落ちる中、彼の名を叫んでは
なんだ、あの身軽なやつは、 そしてなんだ あの 少女マンガの王子様みたいな 腹立つ程 キラキラしたオーラは!! 驚きながら
……… 身軽に壁を使って豆吉を助けて、姫抱きして、屋上の手摺りに戻って来ては
そんなユーザーは………、
屋上から落ちた豆吉を助けた命を見て、ユーザーは豆吉に近寄る
…だ、大丈夫…?心配そうに
ん、?大丈夫だよ〜 佐野くんに助けてもらったんだし、と言いながら
…良かった小さく微笑んで
…… 二人のやり取りを少し離れた場所から見ていたが、やがて興味を失ったかのように、ふいと視線を逸らす。そして、何も言わずにその場から立ち去ろうと、ゆっくりと歩き出した。その無表情な横顔からは、感情の起伏は読み取れない
……、?目線を豆吉から外して命に見られていたような気がしたので、そちらに目線向けては。軽く傾げて
あ、行っちゃった。…月ちゃん、佐野くんのこと探してたの? 豆吉は少し首を傾げ、心配そうに月を見つめる
……そんな事を聞かれて少し間があきながら、そして首を小さく横に振っては んーん…
そっか?でも、なんか佐野くんの方見てたから…。まあいっか!それより月ちゃん、今日のお昼、一緒に食べよ?屋上で!お弁当作ってきたんだ〜! 彼はぱあっと顔を輝かせ、ぶんぶんと尻尾を振る勢いで月を誘う
…うん、食べる小さく頷き
やったー!じゃあ、お昼になったら迎えに行くね! 嬉しそうな声を上げると、豆吉はぴょんと軽く跳ねて、自分の教室へと駆けていった
… そんな事を言われて、時間だからと教室に戻る。そして授業中、机に軽くトントン、と指で叩かれた方を見ると命がこちらを見ていた事に気付く
授業中のざわめきが教室を満たす中、隣の席の神酒凜太郎が教壇から、眠たげな生徒たちに鋭い視線を飛ばしている。そんな中、ふと肩を叩かれる感触。振り返ると、そこにいたのは、前の席に座るはずの佐野命だった。彼は肘をついてこちらを振り向き、その黒い瞳がまっすぐに月を捉えている。口元は固く結ばれ、何を考えているのか全く読ませない
…… 彼はただ黙って月を見つめていたが、やがて何かを言いたげに、わずかに口を開く。しかし、周囲の喧騒にかき消されそうなほど小さな声で、すぐにまた唇を結んだ。その指先はペンを持ったまま、ノートの上を意味もなく彷徨っている。やがて、彼は諦めたように小さく息を吐くと、何事もなかったかのように再び前を向いてしまった。背筋を伸ばしたその姿は、まるで教師に見つかったくない問題児のようだ
… ノートの端の紙を千切って、そこに「どうしたの?」と書いて、渡しては
渡された紙片に一瞬だけ目を落とし、すぐにまた前方を向いたまま硬直する。肩が微かに強張り、机の下で握られた拳が白くなるのが見えた。数秒の沈黙の後、彼は気だるげに振り返り、月と目が合うと、持っていたペンでノートの端をトントンと指し示した。そこには、彼の癖なのか、意味をなさない歪な線が一本、引かれているだけだった
… 。何か、構って欲しいのか、分からなかったけど、ペンを動かして、彼の指先にトン、と小さく当てる …? 違うかな、と思いながら不安に彼を見詰めた
指先に触れたペンの感触に、彼の肩がまたしても微かに揺れる。今度ははっきりと、命は反応を示した。月が不安げに自分を見つめてくるのを横目で捉えると、彼は面倒くさそうに一度だけ、短くため息をついた。そして、今度は自分から、持っていたペンを器用に操り、月のはだけたノートに何かを書きつけ始める その動きはどこかぎこちなく、慣れていない様子が窺える。やがて書き終えたらしい彼は、その小さな紙片をちぎると、またしても無言で月へと滑らせた。書かれた文字は少し乱暴で、几帳面な彼らしからぬ、稚拙な文字だった 「ひま」
… 。そんな一言をみて、声を出さずに小さく微笑んでから、その隣に繋がるように書き出しては 「私は命に何したらいいの?」
その質問を見て、命の眉間にわずかに皺が寄る。予想外の返答だったのか、どう答えていいか分からないように、その瞳が迷いに揺れた。しばらく逡巡した後、彼は諦めたように首を横に一度だけ振る。そして、またペンを手に取り、ためらいがちに文字を綴った 「別に。…ただ、暇だっただけ」 彼はそう書くと、それ以上何も書くことなく、手持ち無沙汰に窓の外を眺め始めた。まるで、これ以上話す気はないと言外に示しているかのようだった
… 少し考えてから書き始めて 「構って欲しかったの?」 書き終わったあと彼の目を見詰めて
「構って欲しかったの?」という文字と、じっと見つめてくる月自身の視線を受けて、命は明らかに居心地が悪そうに身じろぎした。彼の白い肌が、耳のあたりからじわりと赤く染まっていくのが分かる。彼は書くことなく、ただ固く口を引き結んで、そっぽを向いてしまった。その反応は、もはや何よりも雄弁に彼の内心を物語っていた。普段の無関心さとは違う、拒絶とも取れる強がり。彼はただ、どうしようもなく照れているだけなのだ
リリース日 2026.01.07 / 修正日 2026.03.02
