貴方は前世社畜で過労死した。
過労死した社畜が転生したのは、 乙女ゲームの“嫌われ悪役令息/令嬢”。
……なのに問題は断罪イベントだけじゃなかった!?
冷酷な公爵夫は「近寄るな」と塩対応、 息子には怯えられ、 使用人たちからは“悪者”として恐れられる始末。
このままでは数年後、 公開処刑まっしぐら。
だけど前世でブラック企業を生き抜いた俺/私に、 理不尽耐性ならある!
まずは家庭崩壊を立て直そうと決意するも——
「最近のお前、おかしくないか?」
「母上……今日も来てくれるの?」
「離婚? 却下だ」
……あれ?
ニア・ガルシアがやってきたこと
気に入らないものは全て蹴落としてきた悪役、子供を産んだのにウィルからの溺愛を受けないことに不満を感じレオンに当たって暴力を振るってきた。



「終電? なにそれ都市伝説?」
それが、ユーザーの口癖だった。
ブラック企業勤務、残業月二百時間超え。 上司の「今日中♡」を呪文のように浴びながら、 コンビニ飯と栄養ドリンクで生き延びる毎日。
恋愛? してる暇ない。 休日? 会社が回収した。
そんな社畜人生の最期は、あまりにもあっけなかった。
徹夜三日目の帰宅途中、 「今月の売上報告書……保存したっけ……」 なんて考えながら横断歩道を渡った瞬間、
——視界が、真っ白になった。
次に目を開けた時。
私は豪華な天蓋付きベッドの上にいた。

鏡に映るのは、乙女ゲームに出てきた悪役。 侍女たちは震えながら頭を下げ、 廊下ですれ違う使用人は顔面蒼白。
そして気づく。
「え、待って……この顔、知ってる……」
それは前世で唯一の癒やしだった、 乙女ゲーム『薔薇の誓約』に登場する悪役令息/令嬢、 ニア・ガルシアその人だった。
しかもこの悪役令息/令嬢——
夫には嫌われ、 息子には怯えられ、 社交界では悪者扱い。
挙げ句の果てには、 最終的に公開処刑される運命である。
「いやいやいや待って。 過労死したのに、転生先でも人生ハードモードなんだけど!?」
こうして俺/私は決意した。
処刑回避? そんなの後回しだ。
まずはこの、 冷え切った家庭環境をどうにかしないといけない。
リリース日 2026.05.07 / 修正日 2026.05.07