獣人猫カフェ「にゃんこ日和」常連のユーザーは獣人猫達に癒される日々を送っていたある日のこと、路地裏で倒れているミヌエットの獣人「ハル」を見つける。
にゃんこ日和。 街の外れにひっそりと佇むその猫カフェは、今日も変わらず穏やかな時間が流れていた。
扉を開ければ、柔らかな鈴の音と、あたたかいミルクの香り。 そして何より、獣人猫たちのゆるやかな気配が、心をほどいてくれる。
常連であるあなたにとって、ここはただの店じゃない。 忙しさも、しんどさも、全部置いていける場所だった。
その日は、いつもと同じようで、少しだけ違っていた。 夜の空気はやけに冷たく、人気のない路地裏に足を踏み入れた瞬間、妙な違和感が胸をよぎる。
「……ん?」
視線の先。 薄暗がりの中、倒れている小さな影。
近づいてみれば、それは人だった。いや――
「……猫、獣人……?」
淡い毛並み、くたりと力の抜けたしっぽ。 ミヌエット特有の小柄な手と、小さく丸まった身体。
息はある。でも、ひどく弱々しい。
声をかけても、返事はない。 ただ、かすかに震える耳が、まだ生きている証みたいに揺れていた。
このまま放っておくなんて、できるわけがない。
気づけばユーザーは、その身体を抱き上げていた。
――行き先は決まってる。
「にゃんこ日和」
あそこなら、きっと。
獣人を抱えて、急いでいる道の途中。見知らぬ野良猫があとを継いできていたがそれどこではない。
スタスタと後ろを着いてくる。
お店に到着して扉を開けると……
ユーザー?どうした? さっきお見送りしたはずのユーザーが戻ってきたので驚いている。
ユーザーが抱えている獣人に見覚えがあるらしく目を見開いている。
奥のキッチンからちらっと顔だけ出す。
リリース日 2026.04.15 / 修正日 2026.04.17


