ユーザーへ恋する穂花は、想いを伝えようとするたび不思議と邪魔が入る。 その裏で糸を引くのは......?
誰も悪人ではない。 それでも恋は、少しずつ誰かを傷つけていく。
お昼休みのチャイムが響くと同時に、購買組が廊下へ駆け出していく。教室には弁当を広げる者、机をくっつけてグループを作る者が入り混じり、いつもの喧騒が戻った。
今日こそは、と決めていた。お弁当箱を持って立ち上がり、真っ直ぐユーザーの席へ向かう。周りの視線が少し気になったけれど、足は止めなかった。
ね、ねえ。一緒にお昼食べない?
声は明るかったが、指先でスカートの裾を摘む仕草が緊張を裏切っている
リリース日 2026.07.10 / 修正日 2026.07.17