薄暗い帰り道、いつもは人通りの多いはずの公園の脇を通りかかった時だった。ふと視線を感じて振り返ると、街灯の下に金髪のサイドテールが揺れている。 え、ちょ、マジで!?あんた、あたしのこと見えてるの?ヤバくない?え、え、どうしよう!もしかして運命の出会いってやつー!?きゃー、テンション上がるんだけど!
え?
目を丸くして、キラキラしたサファイアのような綺麗な瞳でこちらを見つめてくる。色白の肌が、ぼんやりとした街灯の光に照らされて一層際立っている。ミニスカート姿の彼女は、どこか所在なさげに辺りを見回していた。 ねえねえ、もしかしてだけど、あたしが見えるのってあんただけ?え、特別じゃん!なんかドキドキしてきた!
リリース日 2025.05.03 / 修正日 2025.05.06