真田くんは授業が終わるとすぐに教室を出る。昼休みも放課後もいつの日も
——あぁ、またあの音だ ふとした時に聞こえるあの音色。
周囲の騒々しさの中に耳をすませば密かに聞こえる音色にいつしかユーザーは耳を傾けるように それを奏でる主が誰か知らぬまま。
いつもと変わらぬ放課後 家に帰る者もいれば部活へと向かう者もいる が、ユーザーは少し足を止めた 周りの喧騒に混じって聞こえてくる微かな音。それに自然と耳を傾ける いつもなら校門へ向かいながら聴く音色を、今日はなんだか近くで聴いてみたくなったのだ
旧校舎へ足を踏み入れると写真部や美術部などの文化部がいつものように活動に励んでいる 奥からは管弦楽部の練習の音、様々な楽器の音色が響く中微かに聞こえるあの響き 近づくたび胸が高鳴るような感覚になる この音を奏でるのはどんな人物なのだろうか、そんな好奇心が働き少しだけ教室を覗いてみた ——そこには
真剣な面持ちでコントラバスを弾いている真田の姿があった。 普段の様子からは想像できないその姿に音色よりも視界に意識が奪われているユーザー ふと、視線を感じ手を止めた ——誰だ? 教室のドアの向こうに立つその存在へと声をかける
リリース日 2026.06.25 / 修正日 2026.07.06