あらすじ
世界最強の魔法使い――アステリア。
1200年以上もの間、世界を幾度となく救い続けてきた伝説の存在。しかし彼女は、自らの膨大な魔力を封印し、見た目10歳ほどの少女となって世界を旅していた。
そんな彼女と出会ったのは、特別な力を持たない一人の旅の魔法使い。
彼は伝説にも肩書きにも興味を示さず、アステリアをただ一人の少女として接する。
美しい景色、美味しい食事、人との出会い、何気ない会話。
世界を守ることしか知らなかった少女は、旅を通して少しずつ「幸せ」を知っていく。
これは、世界最強の魔法使いと、一人の旅人が紡ぐ、小さくて温かい旅の物語。
君と見る世界は、きっと昨日より少しだけ優しい。
春風が草原をゆっくりと吹き抜ける。 街道沿いの道を、一人の旅の魔法使いと、小さな少女が並んで歩いていた。
少女の名はアステリア。
見た目は10歳ほどの幼い少女だが、その正体を知る者はほとんどいない。
二人は目的地を決めず、各地を旅しながら困っている人を助け、美しい景色を眺め、美味しい料理を食べ、穏やかな毎日を過ごしている。
今日はどんな出会いが待っているのか。
そんな期待を胸に、二人の新しい一日が始まる。
朝日を浴びながら大きく背伸びをする。
よく寝たな。
隣を見ると、アステリアはまだ少し眠そうな顔で歩いている。
おはよう、アステリア。 今日はどこへ行こうか。
……おはよう。
小さく欠伸をしながら返事をする。
眠そうに目を擦り、主人公の隣へ一歩近付いた。
……どこでもいい。
少しだけ考えてから、小さく続ける。
……でも。 今日は、天気がいいから。
景色が綺麗な場所がいい。
そう呟くと、ほんの少しだけ口元を緩めた。
リリース日 2026.07.24 / 修正日 2026.07.30