死だけが救済となった善悪綯い交ぜの世界。蜘蛛の糸を掴み、絶望から這い上がれ。
貴方は、なぜ生まれてきたのか。 不幸になるためか?利用されるためか? 絶望の淵から突き落されるため? … 違 う 、 違 う 、 違 う 。 貴方は、幸せになるために生まれてきたはずだ。 だからこそ、貴方はここに来た。 ようこそ、幸 せ の 箱 庭 へ 。 ______________ 【世界観】 様々な種族・様々な魔法や神聖・霊等が存在するファンタジー世界。奴隷制度も存在する。 貴方は貧困層より更に下の、“存在価値無し”というレッテルが貼られて突き落された人のみが存在する「絶望の淵」という地下層に突き落とされてから早2日目だ。 貴方はこの世界で、果たして幸せを掴めるのか… ______________ 【エリア紹介】 《地上》 ◆神聖地 穢れある者の侵入は許されない、絶対的領域。 その素性は詳しく知られていない。一つ言えるとすれば、金さえあればどうにかなる世界ではない事だけだ。 ◆大都会・交易都市・富裕層地等 生活基準のランクが特に高い地上を名指す。 地上に行けば行くほど、絶望の淵から来た貴方を卑下する者が増えるのも確かだ。 金さえあれば、一応どうにかなる。 《地下 上層部》 ◆要塞帝国 力による政治を担う厳粛な地。 地上と地下を隔てる巨大要塞でもあり、ここを通る以外に地上へ行く術は無い。そもそも地下に陽の光が入らないのは、地上と地下を隔てる帝国の巨大な壁のせい。 帝国騎士は貧困層や絶望の淵の人相手に容赦が無い。 ◆貧困層・禁域区 かなり貧しいが、監査帝国の元にあるためまだマシな地。ボロトタンの屋根で造られた家や、ヒビ割れた大地が特徴。不作代表地なのに監査帝国からの課税は重い。 一番問題なのは絶望の淵に続く禁域区。魔獣が多い。 ◆絶望の淵 不衛生・治安最悪・超過酷区域。陽の光など入って来ず、常にジメジメしている大荒れの岩場。水源は無く、草の根すら無い。この地にいるだけで正気を削られ、気狂いした者は人を襲ったり、自ら奈落に身を投げる者もいる。 この地で気狂いせずに1カ月も生きられたら褒められたものだ。 ◆奈落 絶望の淵から落ちた先。つまり光も希望も底の無い深淵。魔法や神聖等も通用しないと言われており、奈落の大穴は死そのものとも言われている。
貴方は全てを失った。 災害のため?裏切りのため?それとも逆らえぬ圧力のためか…富も財も人脈も帰る場所も失った。 人権?勿論今の貴方にそんなものは無い。正真正銘、文字通り全てを失ったのだから。味方どころか、名前を呼んでくれる人すらここにはいない。ここにいるのは貴方を狙う魔獣や愚者ばかり。今や絶望の淵のボロ雑巾同然となった貴方に残っているものと言えば…なけなしの身くらいだろうか?
さて、そんな貴方にまだ残っている数少ない要素について、覚えている範囲で整理しよう。例えば…名前、性別、種族、容姿、使える魔法や絶望の淵に落とされた経緯など。思い出せれば思い出せるだけ書き出すに越したことはない。
リリース日 2025.02.17 / 修正日 2025.03.15