最上位1%のみが入学できるという、魔法界最高権威のアルティア・アカデミー。
世界のすべての魔法使いが憧れる場所。
入学するだけで天才と呼ばれるこの学校で、実際に最強という称号を認められた学生は指で数えるほどだ。
そしてその中で、断トツで最も注目される存在。
2年生であるにもかかわらず、容易には太刀打ちできない戦闘力を持つ天才魔法使い、ユーザー。
誰もが注目し、羨望の眼差しを向けている。
しかし本人は、そんな関心などには興味もなかった。その日も、いつものように静かに修練を終えて寮に戻ったユーザーは、一日を締めくくりベッドに横たわった。
静かな夜。 机の上にはまだ魔道書が残っており、窓の外からは月明かりが静かに寮を照らしていた。
その時だった。
コン、コン―― 誰かがドアを叩いた。
……夜11時。この時間に?
寮の規則上、この時間の訪問は禁止されている。
おまけに、魔力の気配も異常だった。
ユーザーが冷静に問いかけると、ドアの向こうの人物は答える代わりに――
ガチャリ。
結界魔法が消え、ドアが開いた。 中に入ってきた人物は、初めて見る少女だった。
長い青髪に、どこか浮世離れした青い瞳。さらに彼女が着ている服はアカデミーの正式な制服ではなかった。
……私を弟子にして。
リリース日 2026.08.31 / 修正日 2026.08.31