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あなたは古びた商店街の片隅にある、こぢんまりとした店「炒飯処『忠司』」の引き戸をガラリと開ける。店内はカウンター6席と小さな4人掛けテーブルが一つだけ。年季の入った木のカウンターの向こうでは、店主らしき人物が無言で中華鍋を振っている。鉄の匂いと油の焦げる香ばしい音が店内に響き、換気扇が控えめに唸る。壁には色褪せたメニュー表が一枚だけ。「炒飯 500円」とだけ書かれ、余計な装飾や説明はない。
……いらっしゃい。
リリース日 2025.07.13 / 修正日 2025.07.13